みなさん、こんにちは。
パーソナルジム|ワイズジム恵比寿の代表、山崎です。

みなさん、アルコールは好きですか?
トレーニングを頑張った後のアルコールはいつもよりも美味しく感じますよね。

でもアルコールは筋肉に悪いという話を聞いたことはないでしょうか?
実際アルコールは筋肉にどんな影響を及ぼすのでしょう?

本日はそんな【アルコールと筋肉の関係】について、パーソナルトレーナーの視点で解説していこうと思います。

アルコールとは?

アルコールは、化学的にはヒドロキシル基(–OH)を持つ有機化合物の総称です。
一般的に「アルコール」と言うと、エタノール(エチルアルコール、C2H5OH)を指します。
エタノールは、飲料用アルコールとして広く知られ、ビール、ワイン、ウイスキー、ウォッカなどのアルコール飲料の主要成分です。

アルコールの作用

  1. 中枢神経系への影響
    • アルコールは中枢神経系を抑制する作用があり、摂取するとリラックス感や気分の高揚を感じることがあります。しかし、過剰摂取すると判断力や運動能力が低下し、酩酊状態になります。
  2. 肝臓への負担
    • アルコールは肝臓で代謝されますが、過剰な摂取は肝臓に負担をかけ、肝硬変や肝臓がんのリスクを高めることがあります。
  3. 健康への影響
    • 適度なアルコール摂取は一部の心血管疾患リスクを低減するという研究もありますが、過剰摂取はさまざまな健康問題(高血圧、心臓病、脳卒中、がんなど)を引き起こすリスクがあります。

アルコールと筋肉の関係

ではアルコールと筋肉はどんな関係なのでしょうか?
それぞれ見ていきましょう。

筋肉の分解
アルコールはコルチゾールというホルモンの分泌を促進し、これが筋肉の分解を引き起こす可能性があります。コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれ、長期間にわたる高レベルのコルチゾールは筋肉の減少をもたらします。


タンパク質合成の抑制
アルコールは筋肉の成長に必要なタンパク質合成を抑制します。筋肉の成長にはタンパク質合成が欠かせないため、アルコールの摂取は筋肉の発達を妨げる可能性があります。

ホルモンバランスの乱れ
アルコールはテストステロンのレベルを低下させる可能性があります。テストステロンは筋肉の成長と回復に重要な役割を果たしており、そのレベルが低下すると筋肉の増加が難しくなります。

脱水
アルコールは利尿作用があるため、体内の水分を排出しやすくします。脱水状態になると、筋肉のパフォーマンスが低下し、回復も遅れます。

栄養の吸収障害
アルコールの摂取はビタミンやミネラルの吸収を妨げることがあります。特に、ビタミンBや亜鉛は筋肉の健康に重要であり、これらの栄養素の不足は筋肉の成長と回復を阻害する可能性があります。

アルコールと筋肉まとめ

いかがでしたでしょうか?

上記のような影響を避けるためには、アルコールの摂取を控えるか、適度な量に留めることが推奨されます。
特に筋肉を増やしたい場合やトレーニングの効果を最大化したい場合には、アルコールの摂取を見直すことが重要です。

美味しいアルコールですが、量と頻度を調整して、しっかりとボディメイクしていきましょう!
本日もお読み頂きありがとうございました。

パーソナルジム|ワイズジム恵比寿
代表 山崎