こんばんは、横田雅彰 です。
あなたがパートナーに対し、イライラする、腹が立つ・・・
本当に人生とはうまくいかないものです。
イライラする、腹が立つというのは、あなたが相手の行動を許せない、自分であれば絶対にそんなことはしないと考えているからです。
でも、そこで少し立ち止まってみましょう。
突然ですが、中原中也という詩人をご存知でしょうか?
この方の詩を読んだことはなくても、名前ぐらいは聞いたことがあると思います。
中原中也の詩に「月夜の浜辺」という詩があります。
ちょっとご紹介します。
月夜の晩に、ボタンが一つ
波打ち際に落ちていた。
それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが
なぜだかそれを捨てるに忍びず
僕はそれを、袂に入れた。
月夜の晩に、ボタンが一つ
波打ち際に落ちていた。
それを拾って役立てようと
僕は思ったわけでもないが
月に向かってそれを抛れず
浪に向かってそれを抛れず
僕はそれを、袂に入れた。
月夜の晩に、拾ったボタンは
指先に沁み、心に沁みた。
月夜の晩に、拾ったボタンは
どうしてそれが、捨てられようか?
いかがでしたか?
彼は、2歳の息子さんを病気で亡くしています。
その喪失感の中で書いたのが、この詩です。
では、ここでもう一度、この詩を読んでみてください。
今度はどんなふうに感じましたか?
月夜の晩に、拾ったボタン・・・
そのボタンと病気でなくされた息子さんとが重なっているように感じられませんか?
つまり、物事の背景を知ると、違った感じ方ができるようになるということです。</font>
私は、高校時代、友達とスーパーで万引きをしたことがあります。
もちろん、万引きという行為は許されるものではありません。
でも、どうして万引きをしてしまったのか・・・
まあ、かなりに昔のことですので、あまり鮮明には覚えていませんが、おそらく、自分の勇気を試したかったのではないでしょうか?
また、友達と万引きという行為を通じてつながっていたかったのでしょう。
かれこれ40年以上も前のことですので、もう時効?でしょうが・・・
私は、この詩を読んだときに、そんな過去の自分の罪を思い出してしまいました(苦笑)
まあ、皆さんは私とは同じ状況とは限りません。
でも、相手が自分の思う通りにしてくれないということには、必ず背景があります。
その背景を、ちょっとでも知ろうとする、理解しようとすると、また違った見方ができるようになるものです。
ですから、少しだけ相手の背景に目を向けてみましょう。
もしかしたら、そこに大切なものが落ちているかもしれません。