人の心というものは、よくわかりませんよね。
お付き合いされている方も、〝この人、本当に私のことを愛しているのかな?〟と疑問に思うこともしばしばです。
また、片思い中の人も〝私のことを好きなのかな?〟と思っちゃうこともありますよね。
まあ、考え出すと、しょーもないことも自分に都合のいいことも色々と考えてしまいます。
結局は結論なんかでないんですがね・・・
でも、それでも考えてしまうのが人間らしいといえばそうなんですが・・・
とある私立中学の試験問題に、作家の五味太郎さんのエッセイが出題されました。
よく、国語のテストで〝この文章の作者の意図は?〟とか〝この節をまとめなさい〟とか、そんな問題がありましたよね。
あれです、あれ。
試験問題は極秘事項ですから、テストに使われる作家の文章の使用許可は、試験終了後に通知すればOKだそうです。
そして、試験後に五味太郎さんのもとに、その中学校の試験主任さんが挨拶に訪れました。
そして、試しに五味太郎さんは、そのテストを実際にやってみたそうです。
ご自分が書いたエッセイの出題ですから、そりゃ、100点万点取れるはずですよね。
しかし、結果は68点!
そこで、五味太郎さんが〝そ、そんなバカな・・・〟と叫んだかどうかは定かではありませんが。
例えば、〝この部分の作者の意図をA~Dの中から選びなさい〟という出題がありました。
しかし、選ぼうにも自分の気持ちがA~Dの中になかったそうです。
〝でも、まあこの中では、これが近いかな?〟と選んだものが、なんとバツ!
そ、そんなバカな・・・ですよね(笑)
その中学校の合格ラインは85点、つまり作者である五味太郎さんは見事不合格という何とも不思議ですよね。
テストがいい加減だということを言っているんじゃありません。
つまり、人の心というものは、その人が感じる、考えることによってぜんぜん違うということです。
五味さんのエッセイも、読み手によってその受け取り方は様々です。
ということは、正解というものは本当はないのかもしれませんね。
この人のことは理解していると自分では思っていても、実はぜんぜん理解していなかったことも多々あります。
逆に、知らないつもりでも、〝ああ、この人は私を理解してくれている〟なんて感謝されちゃうこともあるんです。
〝女心と秋の空〟なんて言葉があります。
女性の心とは、秋の空のように変わりやすいなんて、よく言われますが、実は何も変わっていないのかもしれません。
変わっているのは、いやもしかしたら全く理解していないがために起こる、単なるすれ違いか勘違いなのかもしれませんね。
ようするに、人の心なんかはその人しかわからないものなんです。
だったら、考えることは止めたほうがいいですよね。
そう、あまり気にすんなってことです。
気にするくらいなら、楽しいことを考えましょうね。