結婚も『夢の途中』ですよね…
結婚も『夢の途中』ですよね…
プロポーズの言葉の、未来のビジョンを見せる言葉が人の心を大きく動かすという事を言いました。
もちろん、これは相手がいるからこそ成立する言葉です。
でも、あなたがそれを普段から心掛けていたとしたらどうでしょう…
たとえ、今あなたには恋人もいない、結婚できるかどうかも分からない、そんな状態でも未来に対するビジョンを持っていたらどうなるでしょう…
実は、それが人を引き付ける魅力になるのです。
あなたは、どんな人に魅力を感じますか?
別にどんなタイプの人が好きなのかという事ではありません。
どんな時に、その人に好意を寄せるのでしょう…
〝この人と一緒にいると楽しいな…〟
〝もしも、この人と過ごせたら楽しいだろうな…〟
〝この人であればついていけるな…〟
と、これは何も異性だけに限らず、同性の人に対してもですよね?
そんな人に対し好意を寄せますよね?
この人だったら、何とかしてくれそう、困った時にも相談に乗ってくれそう、力になってくれそう、楽しい時間を過ごせそう、と、これから自分の未来に対し、いい方向に導いてくれるだろうと思うからですよね?
それは、すべて未来の事、ビジョンが描けるってことです。
だから好意を寄せます。
誰しも、いつも眉間にしわを寄せていたり、機嫌が悪かったり、口調が激しかったりする人には、積極的に寄り付こうとはしません。
なぜなら、自分の気分が悪くなるからです。
また、将来にわたり、自分が幸せだと感じるビジョンを描けないからです。
つまり、結婚をしたいのであれば、まずは自分から相手の未来を良い方向に導くようなビジョンを持てばいいとうことではないでしょうか?
もちろん、結婚することだけを目指しても結婚はできるでしょう。
実際に私も、結婚することが目標でしたし、それで結婚できたわけですから…
ただ、その時代背景も関係してきます。
私の若い頃は、それこそ結婚が一種のステータスでした、そして、誰もがそれに憧れていた時代です。
現代のように、結婚できないという事もなかった時代です。
だから、それでもよかったのです。
それでも、結婚できたのです。
皆、それぞれ結婚に対し、明確なビジョンを持っていたのです。
昨今、〝結婚に希望が持てない〟という人が増えています。
もちろん、それは社会が不透明だ、という事もあるでしょう。
でも、希望が持てないのではありません。
自分から希望を持っていない、自分から希望を放棄しているのです。
結婚に希望を持つのかではなく、結婚の先に希望を持つこと、そのビジョンを持つことこそが今の時代に必要なのではないでしょうか…
あなたの最終的な目標は何でしょうか?
それは、結婚することでしょうか?
では、結婚すれば、それでいいのでしょうか?
もちろん、それで満足するのであれば、それでもいいでしょう…
でも、わたしは離婚経験者として、ここでハッキリと言います。
『結婚だけを目標にしてしまうと、結婚生活は円満にはいきません!』
私も、実は結婚に憧れていた口でした…
まあ、今とは結婚に対する意識もかなり違ったものになっていますが、私の若い頃、結婚とは一種のステータスでした。
結婚すれば、社会で一人前として認められる、とよく言われたものです…
だから、早く結婚して、社会の一員と認められたかったのです。
私が、結婚と同時に恋愛感情が冷めていったのには、そんな裏事情があったのです。
結婚したことにより、『社会で認められた』というステータスを手に入れたわけです。
ですから、結婚してどうするのかというビジョンなどまるでなかったのです。
だから失敗したのです…
だから、結婚は恋愛じゃなく、生活だ、そのためにはお金でしょ?という意見もあるでしょう。
でも、それも違うと思っています。
何故か…それは、お金では決して心は満たされないからです…
私が結婚した当時の年収は、500万円から600万円ほどでした。
30前にしては、十分な額でした。
もちろん、もっと稼いでいる人もいましたが、それでもボーナスで150万円の明細書を見た時は、夫婦で大喜びしていたのを、今でもハッキリと覚えています。
まあ、それでも決して心が満たされることはありませんでした…
もちろん、子供が生まれ、それなりに幸せ感はありました。
子供が成長する姿を見れることは、非常に喜ばしい事です。
それでも、満足できないのです…
すると、その満足を得るために、家庭の外に求めるようになるのです。
それが、浮気だったり、ギャンブルだったり、もしくは友人や知人と遊び呆けるといったことになります…
これが、結婚だけを目標にしてしまった、私の転落人生の始まりです…
未婚の人にとっては、結婚だけを目標にするなと言ってもピンとこないでしょう…
〝結婚した後の事は、結婚してから考えるよ、だからまずは結婚することが先決でしょ?〟と思われるかもしれません。
確かに、それも一理あります。
結婚した後に、その後の事を考えればいいかもしれません。
でも、それではどうしても足りないのです。
プロポーズの言葉を考えてみてください。
そこには、必ず未来に対するビジョンが含まれます。
いや、そのビジョンが、人の心を動かすといっても過言ではありません。
〝あなたを必ず幸せにします〟という言葉があるから、人の心が動くのです。
その言葉を耳にするからイメージをするのです。
〝結婚してください〟だけでも、かまわないのですが、それよりも、そこに未来に対する働きかけがあるからこそ、人の心が大きく動くのです。
それが、〝結婚してください、でも結婚後はお互い別々に幸せに向いましょう〟何てことでは結婚しようという気にはなれませんよね(笑)