前田は帰ってこない
さすが に1人じゃ
暇になり
9時頃だったが
寝る準備をした。
そんな時、僕の部屋の扉は
ガチャリという音と共に開いた。
!??。……前田。
「あっ前田さん
今日からよろしく
お願いします」
前田は落ち着いた声で言う。
「よろしく。
ゆきりんとは
初めてだね」
「え?はい」
「…それじゃ私
お風呂入るから」
「あっはい」
ふぅ。大丈夫冷静冷静。
それから30分もせずに
前田は再び姿を現した。
髪の毛は
まだ完全には乾いておらず
少し湿っていた。
そして、その姿には
妙な色気があった。
寝間着姿の前田は
突然僕に近寄ると
そのまま僕を押し倒した。
「な!?何してるんですか?」
前田は何も答えなかった。
まさかコイツ…
男と恋愛できないからって
女のことを?
ダメだ。ゆきりんを
護らないと。
そう思いながら
不覚にもドキドキして
しまっていた。
コイツと美穂が似ているせいだ
前田は僕の顔へ
自分の顔を近付けると言う。
「あなた…誰?」
続