去る5月10日、4年ぶりの開催となりました、一般社団法人山梨県調理師会が主催する、「食の祭典やまなし」を見学してきました。
食の祭典とは、山梨県内の料理人による個性豊かな創作料理を一堂に会し、最新の食材や器材も一般に公開して、食文化の創造を推進し、山梨の観光と健康に寄与するために、2年に一度開催される、伝統あるイベントです。
和・洋・中の各ジャンルから郷土料理まで、渾身のメニューをもって、88名の料理人の作品が、早朝から運び込まれ、オープン前の約1時間ほどかけて、審査員が一つひとつの料理を審査していきます。
審査が終わると、待ちかねた一般の来場者が、まさに波の様に押しよせて、展示を一つ一つ、食い入るように眺めていきます。
また、コロナ下での状況によって検討されていた試食コーナーは、県下の名門調理師専門学校「山梨秀峰調理師専門学校」の生徒たちが、初々しくコックコートに身を包んで、試食コーナーを担当。甲州地鶏、富士桜ポーク、出汁巻き卵やプレーンオムレツ、県のブランド食材・富士の介や甲州ワインビーフ、ジビエなどを試食用に提供してくれていました。
お昼時になっても来場者はなかなか減りません。
2時を回ると、いよいよ表彰式です。
主催者が演台に立ち、ズラリと並んだ盾を、次々と授与してゆきます。
山梨らしく、ベリーやグレープをふんだんに使ったレシピにも注目です。
これ程に盛況なイベントが、また開催出来るようになったことは
嬉しい事です。
主催の山梨県調理師会会長のお話の中にも、今日のような機会を通じて、さらに切磋琢磨し、技と味を磨き上げて欲しいとのコメントもありました。
今回は、奥深い料理の世界と、調理師の皆さんの高い技術や盛りつけのセンスなど、時間を忘れるほどに見どころ満載のイベントでした。
この食の祭典やまなしは、2年に一回の開催との事です。
どなたでも見学できるイベントですので、機会があれば、ぜひご覧ください。
文責 根津