今年も三重県中央農業改良普及センター職員さんの案内をいただき、AM10:00からお昼を挟んでPM4:30まで

三重いちご「うた乃」栽培農家さん4軒5ヶ所の農場を見学させていただきまいた。

今シーズンの出来具合や苦労されていることなど、試食もさせていただきながら聞かせていただきました。

 

どの農場のうた乃も元気よく、太い茎・大きい”果実”が印象的、とりわけ出来は良いようです。

初めて作付けされた農家、3・4シーズン目となる農家の方と色々ですが、苦労される大変な点は皆さんほぼ

同じで、うた乃の厳しい規格に合わせる選別のため出荷作業時間が、他の既存いちごより多くかかってしまう

こととのことです。1.5倍の手間がかかるとも・・・それだけしっかり出荷管理されることで、「うた乃」という

ブランドを高めて行けるんだと確信しました。

 

また、ハウス設備の新旧・圃場の広さ・気候条件などそれぞれ違うので、どこも微妙に違った印象を受けました。

オーナーさんの経験年数・考え方や個性が反映されてくるんだろうと思いますが、皆さん全員、より最高の状態で

生活者のもとに届けようと努力されていることに変わりはありません

 

 

      

 

 

  習性や天敵をうまく利用して害虫からイチゴを守ります。(写真下)

  ここで問題です:写真の中に上から吊り下がっている青いボールがありますが、大切な役割があります。

          何のために吊るしているのでしょうか? 正解は、末尾に。

           

 

「仕分けの手間」の話しを聞いて、過去に選別機器を見学した記憶が頭をよぎったのですが、

いつ?どこで・・・?が思い出せず・・・

その晩寝る間際に記憶が蘇ってきました。昨年の大阪関西万博シグネチャー館で、

黙々とイチゴを選別していた機械を思い出しました。

イチゴを1個づつアーム先端の吸盤に吸引してくっつけ、重さ別にパッキング容器に並べるのですが、

アームに吸い付けたいちごの重さを測るのではなく、選別前後のトレーの重さの変化分を測定して、

仕分ける仕組みだと聞いて感心しました。 民間と大学での共同開発で、制作費は2,000万円以上との事でした。

それぞれの施設が導入するには、超大幅なコストダウンが必要ですね。

 

     

 

◉参加された皆さんの感想も紹介させていただきます。

 

とにかく楽しくて好奇心をくすぐられまくり🎵
イチゴの生態をいろんな角度からじっくり教えてもらいました😊
普段、味わうという側面から、苺の個性の違いを感じていたわけですが、
今回は育てる側面から。
種から育てる『うた乃』。
まだ新しい品種なので、いろんな試行錯誤もあるようですが、
イチゴ愛にあふれてるからこそ🎵
大切に愛情いっぱい育てられていて
あれこれと挑戦されている姿が素敵だなぁとおもいました😆
ちょっと食べさせてもらうと

『うた乃』独特の南国果物のようなフルーティーな香りが口の中にふわぁっと広がり、

先端の甘さがものすごく濃厚で、うわぁ~!
他のイチゴにはないこの独特の味は、ほんと個性的だなよなぁとしみじみ。
ぜひ、皆さんにも知って味わってもらいたい!
三重県オリジナル品種の『うた乃』でした😊

 

各農家さんそれぞれに棚の高さや、土を入れている容器が違ったり、

ハウス内の工夫がちがって面白かったです。
アザミウマ避けの赤いネットや、みちばちの箱の上に青いボール、

うどん粉病予防の青いUVライト、

麦→アブラムシ→アブラバチ→アブラムシに寄生→マミー、

という天敵を利用して農薬を減らす工夫は、へぇと感心した反面、

小さなエイリアンの世界が想像されて気持ち悪かったです。
受粉に関しては、ミツバチだけではなく、ハエも利用していて、

しかもハエの方が受粉の際に軸を噛まないから良いいちごになるときき、驚きました。
いちごハウスは、今までいちご狩りの時にしか入った事がなかったので、

商品として育てる場合には、だいぶ摘果して、鈴なりになっている事がなく、

少し寂しい印象を受けました。

ですが、その分キチンと管理して丁寧に育てられている様子がとても伝わりました。
今回、栽培とイチゴ狩り用のハウスの両方を見学させていただいたのでそう感じました。
うた乃は収穫後の選別が6段階もあり、1時間で30パックしか詰めれないと仰っていました。
収穫量も比較的少なく、手間もかかる。
職場でうた乃🍓ハウスを見てきたと言ったら、誰も知りませんでした。
まずは三重県民に知ってもらう事が大事だと思います。
良い体験でした。ありがとうございました。

 

うた乃見学は、休日だったので初めて参加させてもらいました。

うた乃の手間考えると今後三重県のいちごとして、

増やせるのか?減ってしまうのか? 

今後「うち」のJA内でも注目していきたいです。
各農家で、栽培方法、ハウスの作り、味、

そして出荷農家と観光農園の違い良く分かって面白かったです😊
自分なりに、身近なところから広めたいですね~🍓

 

害虫に天敵を寄生させて退治する仕組みのエグさと、

ブランディングのため手間がかかることが、一番印象に残った様です。

 

 

先日、某AIに「うた乃」と他の5品種で、味・形・色・産地などの比較表作成を

リクエストしたところ、「うた乃」の産地=和歌山県となっていたので、

別のAIで再度作成したら、ちゃんと三重県産になっていました。

「AIあるある」の一つでしょうが・・・何だかちょっと残念でした。

 

 

三重県内においても、まだまだ知られていない「うた乃」です。

野菜ソムリエ的には、他の品種も含めて、

もっとそれぞれの違いを知って食べてもらえる活動を、

意識しないといけないんだろうな・・・と思いを強くしました。

 

※問題の答えは、

 受粉のために飼っている蜂が巣箱に帰るための目印だそうです。

 

                          文責  向 郁浩