今回は、三重県産新品種「うた乃」の説明会と意見交換会と

 石井農園さんのハウス見学の報告。

 参加者は、平日水曜日ということもあり、6人と少な目でした。

 

     

  新品種「うた乃」説明会+試食 

  午前10時から三重県農業研究所にて

   ・従来の栄養繁殖型品種と種子繁殖型品種

   ・「うた乃」の育成経過、品種、果実、生育特性 

  など説明をいただき、試食をさせていただきました。

        
     

  特性通り爽やかな甘さとジューシーさが際立っている。硬さも丁度良い

  感じ。個人的には、酸味が少しあれば・・・というところか?。

 「章姫」好きな方は是非食べてみるべき!

  参加者の感想も少し紹介させていただくと、

           ジュワっと滴るほどの果汁と濃厚な甘さにびっくり
           酸味はほぼ感じずですが、とにかく甘っっ!

   子供たちにも受け入れられそうな・・・ 

        

      

   いちごスイーツって感じの甘さを感じました。

   香りもあって食感もしっかりあり、実がしっかりしていました。

   艶やかな濃い赤色、ガクはいちごを邪魔しないちょうどいいバランス

   の大きさ。鼻元に近づけると芳醇な甘い香り。いざ口に含むと完熟し

   ている見た目に反してしっかりめの食感、次に滴るほどの果汁にかな

   りの衝撃を受け同時に濃厚な甘味が口中に広がり、想像以上の甘みを

   体感、後から鼻に抜ける香り・・・  

   濃厚な甘味としっかりめの食感、ジューシーさと芳醇な香りはぜひ体

   感して共感して欲しいです。酸味は少なめでお子様にも人気がでそう!

  等々、甘さの質が高い印象を受けます。(LINEから一部を引用)

      

  春先になると酸度が少し増してくるとのことなので、少し食味も変化す

 るかもしれません。

 また、イメージにピッタリの商品ラベルは、可愛く好感が持てますね。

 「うた乃」ですからテーマソングも必要?でしょうか。

         

  試食後、研究所やJAの方と感想、販促方法などについての意見交換させ

 ていただいたきハウス内の見学です。 

                  

   ここでは採りたてを試食させていただきました。ただ、当日は天気も良く

  最高気温20°Cに迫る日のハウス内、室温30°Cは優に超えて汗だく💦

  

      

 

  南国フルーツのような、バナナのような香りが不思議な感覚

  フワッと鼻に抜けるこの香りバナナみたいなフルーティーな、

  今までにない感覚を受けました。
  生あたたかいとより香りって感じるから、これがいいのか悪いのか。
  試食品は収穫から少しおいて冷えたもので、その方が美味しく感じました。 

  などが皆さんの感想でした。

  収穫からの時間や温度で食味も少々違ったものになったようです。

 

  今シーズンはイオン系や一部の地域のスーパーでしかお目にかかれないそう。

  来シーズンは私の住む伊賀地域でも販売されてほしいものです。

 

 

    石井さんのハウス見学 

 

     午後からは場所を変え、松阪市の石井克幸さんのハウス見学です。

 

     

 

  栽培品種は「章姫」、農林水産大臣賞も受賞されてます。お話を伺 

 いながらハウス内の見学をさせていただきましたが、綺麗の一言。

 こんなに整理・清掃の行き届いた施設で栽培されたイチゴが美味しく

 ない訳がありません。

 

    

  

  出荷小屋の中は爽やかなイチゴの香りが充満。

 出荷作業についても色々お伺いし、1パック5個入の大玉章姫を食させ

 ていただきました。(ちゃんと購入しています) 

  章姫などの「甘いだけ系いちご」は普段遠ざけている筆者ですが、

 ちゃんとしっかり育てられ店頭に並ぶ直前の苺は個人の嗜好に左右さ

 れることなく、只々美味しい。 

 手入れの行き届いたハウスで、石井さんの人柄がいちごに表れれてる。

 甘味もしっかりあって、章姫の良さをここまで引き出せるんやなぁ。

 章姫の甘い香りと柔らかな口当たりを堪能できました・・・

 等、皆さんも絶賛されてました。

   

   image

 午前の意見交換の後、JAの方が、

  「もっと酸っぱいイチゴないかな?って聞かれることが時々ある」

 と仰っていたことが頭に残ってます。

  甘いイチゴが全盛のご時世、酸っぱいイチゴなんて見なくなりました。

 酸っぱいと言っても甘味を補完しバランスをとる程度、甘味の前にしゃしゃ

 り出てくることはありえません。生食消費が大半なので当然の傾向ですが、

 加熱スイーツなどには、もっと酸っぱいタイプが合うように思えます。2月の

 One Vege Project〜いちご〜のレシピで赤ワインで煮詰めたステーキソース

 が紹介されていました。これなどには酸っぱい方が合うのでは?

  甘いイチゴが大乱立してお互いにシェアの取り合いになってる現状、味の

 傾向拡大で用途を増やし苺消費量のパイを大きくする方向に進んでもいいの

 では?と思ったりしました。

 

 

 

  文責  向