交代点検が終わった後、初の機関員ということで
隊長がエンジン周りから車載機材まで一通り話してくれた
・駆動方式が4WSと言って、ハンドルを切ると後輪が前輪と逆方向に動くという特殊な仕様
後輪も曲がるための弧を描いてくれることで、通常より小さい半径で旋回できるので
つまりよく曲がる。狭いところにも入っていきやすい。
ただしオーバーハングも大きくなるので、
曲がる方向と逆方向の後輪の動きにもよく気を配る必要がある
※後輪がこのように切れる
(車載機材の紹介)
無線・運行用
・AVM
指令情報を受信できるナビゲーションシステム。
119番を受ける通信司令室と繋がっていて、
出動指令と同時に災害発生場所が表示される
しかしこれをアテにする人は少ない あくまで補助
実際に車両が進入できるような道幅があるのか等、AVMでは判断できない問題が多い
結局地道な地利の調査が必要
・無線
無線。救急隊の場合、出動と同時にまず通信司令室から概要の一報が入る
『本件は61歳の男性、自宅で胸痛を訴えているものです。家人からの通報。
既往歴に狭心症があるとのこと。○○クリニックにかかりつけです。未連絡。願います』
という感じ。ある程度出動途上に活動内容を考慮することができる。
患者を収容して、病院が決まったらまた通信に一報を入れる
『61歳の男性収容しました。主訴は胸痛。かかりつけ○○クリニックへ搬送します。』
救急隊の無線運用はこんな感じ
消防隊になると
『ぱおーん隊から通信司令室』
『通信指令室ですどうぞ』
『現在○○橋を走行中。北西方向に黒煙の上昇を認める』
『了解。なお、火元宅2階に要救ありの可能性があるとの通報を受けた
活動にあっては人命検索を優先されたし』
『了解。ぱおーん隊は火点直近、人命検索活動を実施する。
ねずみー隊は援護注水願う。
なお、司令官の到着までの間、ぱおーんポンプ隊隊長が指揮を執る』
『了解』
なんていう臨場感たっぷりの状況報告が入ったりもする
・サイレン、音声
救急車のサイレンはぴーぽーぴーぽー。
赤信号の交差点に進入する時にはウウウウウウウウウゥゥウ!!!!っていう
サイレンに切り替えて注意を促す。ボタンを押すとウウウウウゥゥ!になる。
他にも『救急車が通ります 進路を譲ってください』とか
『交差点に進入します。注意してください』とかいう音声が出るボタンもある
次回は救急資機材について