OpenGLで疲弊し、少しリハビリ中で新しいネタも見つかっていないので、昨日発作的に行動した経験から思いつくままに書いてみます。

 

1.背景

(1)私が現役で大学に入ったのが昭和48年(1973)で、その時日本は高度成長期で「麻雀」「」「ゴルフ」がサラ公の「三種の神器」ともてはやされていました。私も例外ではなく、麻雀で大学に5年通い、「酒は18から」と信じ、ゴルフは同好会を勝手に作って河川敷で回っていました。

 

(2)今年古希になる私、1990年代に米国ニューヨーク州ニューヨーク市(所謂マンハッタン)に5年、2000年初頭にシンガポールに5年駐在していたことは何度か触れましたが、1991年からの米国時代に「IBM PC互換機()」が安価に手に入ったことでプログラミングのみならず、ゲームにも結構嵌りました。

:当時の日本は「悪徳」日電(NEC)の16bit 9800シリーズが市場の9割を席巻していたので、世界標準のIBM PC互換のマシンがこのように呼ばれていました。16bit CPU8086は当時は確か8MH程度の速度でアクセスできる64KBのメモリー空間を16のセグメントに分けて1MB使える、という代物でした。(日電はV30 etcとかの互換チップを作っていたな。)その後、80186、80286(32bit 仮想モードが使えるようになる)、80386、80486、Pentium、Xeon、Itanium、Core等へ発展していきました。(ご参考

 

ソフトも廉価だったのでよく"Egg Head"というソフト屋に行き、そこで色々と買って遊んだソフトの一つに当時マイクロソフトが出していたMicrosoft Golfというゴルフゲームがありましたが、後述の操作上の難点からすぐにやめてしまいました。

 

日本に帰ってからは、ソフトが高いので雑誌の付録CD-ROMについてくるおまけソフトを当てにしていました。その中に東場の4局だけ遊べるシステムソフトの「アクセスガールズのオンライン麻雀」のサンプルがありました。これはさっと遊べてさっと止められるのでハンディなソフトで気に入りました。

 

また、1999年にシンガポールにした後、「森林中心(Sim Lim Centre)」という「昔の秋葉原のようなビル」で違法コピーソフトが定価の1/100~1/10くらいで売っていたので結構買い込みました。その中に米国でも結構買っていたSierra-OnLine社の"PGA Championship Golf 1999"がありました。これも正価だとUS$50程度するのでしょうが、金髪のチンピラから買うとS$2~3でした。これはマウスを引いてバックスイングをし、押してダウンスイング、インパクト、フォロースルーとなる優れもので、(今でも)美しいグラフィックとコースのアンジュレーションやボールのはね方等の本物感がある優良ソフトです。

 

2.その後

私はプログラミングもやりますが、若い時は結構なゲーマーで、米国駐在当時好きだったのは正統派RPGであるWizardry(最初はテキストベースです)、アドベンチャーゲーム(Mystなどもこの時代です)、特に嵌ったのはDungeons and Dragonsシリーズでしたね。

 

日本に帰ってからはDiabloシリーズに嵌り、シンガポールに行ってもMicrosoftのDungeon SiegeシリーズやFableシリーズを楽しみましたが、50歳台になるともう気力や集中力がなく、この手の「長物」は苦手になりました。

 

そして60歳~現在まではもうゲームにはまるような知力、気力、体力がなく、簡単に早く決着がつくものしかやらなくなり、東場4局だけの「アクセスガールズのオンライン麻雀」と(ミスが続くと直ぐにやめられる)"PGA Championship Golf 1999"しかやらなくなりました。

 

3.そして昨日

昨日何気なくWEBをさまよっていたら、Microsoft Golf 3.0のダウンロードサイトがあり、

 

余りに懐かしかったこともあり、

 

64bit Windows 11での走らせ方も調べて(Win 7の互換モードで実行させます)動かせるようにするまで1時間超かけ、実際に動かしたらちゃんと動くのですが、

Microsoft Golfは右下のスイングサークルを適切なタイミングでクリックするタイプで、それが

 

実際のゴルフスイングとの違いの違和感

 

でこのゲームを止めたことを思い出しました。また、当時は「美しい」と感じたVGA(640 x 480)のグラフィックも現在の解像度に慣れた私には受け入れがたいものでした。その結果、1時間超掛けてインストールしたものを

 

5分ですべてアンインストール

 

することになりました。

 

しかし、その結果毎日「今日の運試し」としてやっている二つのゲーム、

 

 

が、グラフィック的にも内容的にもよく練られており、

 

良いゲームソフトの評価ポイント

  =

飽きが来ない

 

ことだということを改めて実感させました。

 

尤も、これは老人の私だけに限ったことかもしれませんが...何か?

 

ps. 余談ですが、WEBで"Sierra OnLine"を検索するともうソフトハウスはありません。調べてみるとソフト部門は売っ払らって現在はActivision Blizzardの傘下のようです。一方キーワードに"Golf"を入れると本物のゴルフコースのSierra Resort(日本にも進出している観光デベロッパー)などが出てきますがロゴから違う会社のようです。米国サイトを調べていたら、(ロゴから見ても分かる)本体はアウトドア品販売事業になったようです。年が経ち。皆変わったんだなぁ、という感慨が強いですね。