結局どんな言語を使おうが、最後は此処に帰ってきちゃうんですね。

 

で、

 

正直「またか」と感じながら、「人は何をやっているのだろう」ということでwebをググる。

 

そうすると、

 

商業的なプログラミング教室的サイトばかり現れる、という悪循環です。

 

昔はこんなことは余りありませんでした。

 

何故って?

 

ロハ(「只」を崩して読む隠語ですね)で使える開発環境、プログラミング言語、教本、ツール、コンポーネント等何もなかったので、

 

全部自分で作らなければならなかったから

 

です。要すれば「

 

やることがいっぱいあった!

 

」ということです。所が今は過去の遺産がいっぱいあり、GitHubのようなネットでそれを共有する仕組みもできて、わざわざ自分で一から作る必要がなくなりました。その結果、業務用ソフト開発は効率化が進みましたが、暇な趣味プログラマーはやることがなくなってしまいました。(注)

注:世の中にはこういう逆説的な問題がありますね。人間は色々なことをしたいと考えて、長生きをしたいと望みましたが、100歳が当たり前になってくるようになると、「することが無くて苦痛」ということもあり得るのです。(因みに私の母は存命で今年101歳を迎えます。)

 

そんな中で、この本のデータが未だあるのにちっと感激!前にもちょっと書きましたが、30歳で米国に研修に行き、帰ってきて購入したのが「8bit最速のZ80 BのSharp MZ-2500」。最初は同梱のBASICインタープリターでプログラミングしていましたが、どうしても速度の速い機械語を使いたくなり、(Sharpが格安でオプション販売していた)CP/MとCコンパイラー(BDS C)を買ってCを学習したときに、持っていた本です。この本でBDS Cの為に機械語(ニーモニック)で書いたファイルを一緒にコンパイルしてくれる"CASM"というツールのソースが載っており、これをどうしても使いたくて、(逆行するようですが、「低級」とはいえ高級言語の端くれの)CでZ80のアッセンブラー(ZASM)を書いたのが

 

初めての実用プログラム(お恥ずかしいので小さくなっています)

 

でした。そして、役20年前ロハのBorlans C++ コンパイラーの為のリソースエディター、Win32APIのライブラリーやツール一式まとめたBCCForm and BCCSkeltonを出すまで、

 

ずーっとプログラミングをするために作るべきものがあった

 

というのが、ネタだったんですねぇ。

 

ウ~ン、難しい世の中になった。(注)

注:Windows 11でロハのVisual Studioに様々な言語が使用できるようになった現在も、当時のBASICやZ80プログラミングを趣味にしている方がいるのは、矢張りそういった「モノを作る楽しさ」への郷愁なのかもしれません。