前回までの「Python初体験」の続きです。

今回はデータ(オブジェクト)を処理するメソッド(関数)についてでした。Pythonにとどまらず、C++やC#などのOOP(Object Oriented Programing)系言語なら、

クラス=設計された型
オブジェクト=型に基づく実体(メモリーに置かれる)
メンバー=クラスが持つ変数(フィールド)、関数(メソッド-戻り値がvoidの場合を含む-「オブジェクト指向プログラミング言語において、あるクラスまたはオブジェクトに所属するサブルーチンを指す。」by wiki)等
プロパティ=メンバー変数とそれに関わるアクセサー(ゲッター<C#等のget>、セッター<C#等のset>)で、「フィールドの操作と同じ構文でアクセッサーを定義するための言語機能および構文の一種である。」by wiki


のような概念に慣れていると思います。Colabの紹介では「そのデータ(解説:オブジェクト)を操作するための、専用の関数(解説:メンバー関数ですね)」として、

text = "lower letters" # 変数 text に 文字列 "lower letters"を代入
uppered_text = text.upper() # upper() メソッドで、大文字を作成
print(uppered_text)
(出力)LOWER LETTERS

text = "The shells she sells are sea-shells, I'm sure."
text.find("sea")
(出力)25

data = 0.5
data.as_integer_ratio()
(出力)(1, 2)

等が載っていました。(赤太字メソッド)まぁ、(C++やC#をやっている人なら)ここら辺は特に驚くようなことは無いですが、ね。

ps. なお余談ですが、「Pythonでは変数の型を宣言する必要はありません。動的型付けによって、型が自動的に判別されます。」ということです。後でまたやるかもしれませんが、Pythonの変数型は、
"""\
整数 (int型): 数値を表すデータ型です。例えば、3は整数型の値です。
小数 (float型): 小数点を含む数値を表すデータ型です。例えば、1.23はfloat型の値です。
文字列 (str型): 文字列を表すデータ型です。例えば、"エクスカリバー"や'エクスカリバー'はstr型の値です。
真偽値 (bool型): TrueまたはFalseの値を持つデータ型です。
リスト (list型): 複数の要素を順序付けて格納するデータ型です。例えば、[1, 2, 3]はlist型の値です。
タプル (tuple型): リストと似ていますが、変更できない要素の集合を表すデータ型です。例えば、(1, 2, 3)はtuple型の値です。
辞書 (dict型): キーと値のペアを持つデータ型です。例えば、{"one": 1, "two": 2, "three": 3}はdict型の値です。\
"""

となっているそうです。「実数」でなく「小数」としたり、C++なら"const list"っぽい「タプル」(注)など、ちょっと変わっていますね。では、また。

注:英語のtupleとは「複数の構成要素からなる組を総称する一般概念」という数学用語のようです。