NimもWindows版が完成し、その後のネタがなくなりました。そんな時に今回の腰痛となり、ベッドですることもないので、スマホをいじりながら「今一度DirectShowのことをもっと調べてみよう」と考え、先ずは手っ取り早くWikiのDirectShowの記事を調べ、コーデックに関わる認識が正しかったことを確認しました。
標準では一般的なメディア形式のフィルターしか導入されない。例えば、コーデックとしてMPEG-1, MP3, Windows Media Audio, Windows Media Video, MIDI、コンテナフォーマットではAVI, ASF, WAV、それ以外には分離・多重化・入力元・出力先(シンク)・静的な画像のフィルターなどである。これらの特許はWindowsにライセンスされており、別途ライセンスを受ける必要はない。現在、評判が良く標準が制定された現代的なMPEG-4 ASP, AAC, H.264, VorbisのコーデックやOgg, MOV, MP4などのコンテナなどが含まれていないことに注意が必要である。使用には、別途コーデックを得る必要がある。

次にDirectShowの仕組みの基礎として(恥ずかしながら今まではそれすら知らなかった)
(1)フィルター(Source Filter、Transform Filter、Renderer FilterというAVデータ処理)
(2)ピン(各種フィルターの入出力の接続)
(3)グラフ(管理、同期された、ピンで接続される複数のフィルター組織)

のことを、「その3 DirectShowの根っこ(基礎編)」という分かりやすい記事で学習しました。

ではffdshowを導入(注)したのに何故再生できないのでしょうか?
注:ffdshowの導入にはffdshowと共に、Microsoftのフィルターとの優先調整の為にWin7DSFilterTweakerが必要です。

この謎を解くために"DirectShow、mp4、mov"をキーワードとして更に調べます。すると、

MP4ファイルをWindowsで再生する方法」で「Haali Media Splitter or MP4スプリッタ」という記述に目が留まります。「スプリッターて何?

ステレオスライドショー/ステレオムービープレーヤーでMP4動画を再生する方法」では更に次の記述で「スプリッター」が「映像、音声の分離フィルタ」であることを知ります。
ステレオスライドショー/ステレオムービープレーヤーは、DirectShowを使って動画再生します。
AVIファイルやWMVファイルは標準でサポートしていますが、
MP4ファイルを再生するためには、MP4用のSplitter(映像、音声分離)フィルタをインストールする必要があります。但し、他の動画アプリをインストールしたときに、MP4用のSplitterがインストールされていれば、インストール不要ですので、MP4動画が再生できない場合のみ、インストールして下さい。
更にmovファイルでも同様のことがいえるようです。
DirectShowでMOVファイルを再生するために必要なモノ
スプリッターについての私の理解は次のサイトで確信に変わります。
DirectShow Splitter
参照サイトのMicrosoftのお墨付きです。
DirectShow フィルタについて

ということで、既にコーデックはffdshowは導入していたので、スプリッターだけ入れようと思い、スプリッターソフトの評価を調べ、最終的に
(1)MP4 Splitter
(2)LAV Filters
の二択となり、movも再生できる(2)にしました。(注)
注:(2)はコーデックを含んでいるのですが、ffdshowとのコンフリクトが嫌なので、インストールする際にLAV Splitter、LAV Video、LAV Audioを選択することができることから、LAVSplitterのみ導入しています。

そしてその結果ですが、.....なーんとmp4、mov共に難なく再生できるようになりました!

 

AD