行動経済学を築き上げたダニエル・カーネマンの学説でヒューリスティックという考え方があります。

 ヒューリスティックとは、満足化原理に従い理性的というよりは直感的に限られた時間の中で意思決定のことで、そのとき人々が用いるルールのことを指すようです。

 その種類として次のようなものがあって、

 1)代表性ヒューリスティックとは確率や論理に従わずどのくらい典型的であるかとかいう基準に依存してしまうもの

 2)想起しやすさヒューリスティックとは心に思い浮かび易い事象に過大な評価を与えてしまうこと

 3)係留ヒューリスティックとは最終的な回答を得る過程で初期情報に依存して調整ができないことを指すようです。

 どれも合理性のない行動を示しているようですが、よく社会では見られる現象と言えるかと思われます。

 よく出される例として

    選択肢1     選択肢2

   100万円   500万円か0円

を提示されたとき、人々は選択肢1を選ぶことが多いようです。しかし、条件によっては選択肢2の方がいい場合もあるということです。特に投資の世界では確率的にそれを積み重ねて行く場合選択肢2の方がいい場合が多いわけです。