結局どのように具体的に考えていくべきかについて書いていなかったので述べることにします。

 まず経済学の視点で考えると以前かなり前ですが書いた経済学の原則とでも言うべき考え方を忘れてはならないということです。どういうことかというと「何らかの付加価値のある製品を作るにあたって如何に必要とする資源を最小限にする」ということが重要だということです。今回の場合脱炭素も含んでいるのでその中でエネルギー問題がとても重要な意味を持ってくることは確かだと思います。エネルギーに限らずそれに絡むものは多岐にわたるような気がします。

 更に人にもよりますが、日本の企業がいろいろな可能性を提案しているのはいいことかもしれませんがある程度説得性を持たせるにはどうすればいいのかということです。私の場合、理系なのである程度仕組みが理解できますが、あまり理解できない人をどうやって理解させるかある程度考えておいた方がいいかもしれません。

 例としてアンモニアについて考えて考えてみると分子式はNH3ですが、もし酸素O2との反応(燃焼の仕組み)を考えると脱炭素にはなりそうなことはわかりますが、アンモニアをどうやってつくるか、それとも考えられている方法として水素の運搬方法の一つとして考えられているようです。その辺まで作り上げることが必要かもしれません。そうすれば説得力があるものになるような気がします。