前回書いた内容でわかっておられるかと思いますが、もう少し分かりやすく書くことにしました。わかる方は読まなくても結構です。単に経済成長のみに重点を置いて年金を考えるなら量的に年金を考えるなら成長率が高い方がいいに決まっています。しかし、現在の日本の状態を考えると正常化のみならず少子化も無視できない問題です。同時に両方を考慮に入れて今後のことを進めていかなければならないことは確かだと思います。

 そこで前世紀後半のような方法に陥ると成長は高くても個人的な自由な時間が無くなり少子化は更に進んでしまっています。そこでデジタル化でワークライフバランスを取りながらどこまでの成長なら少子化を抑えながらその両立ができるような状態を導き出さねばならないはずです。まず最低限の条件として前回示した成長率を目指すのが適当だということになるわけです。その上でそれ以上が可能なら進めていくのもいいかもしれません。そのぐらい慎重に進めていくのが適切な方法と思われるからです。とにかく最初に示した通り金額的には高い成長率の方がいいのは明らかのように思われます。その辺の現役と年金世代の収入ギャップがどのぐらいが限度かその時の受け止めによって違ってくるかと思われます。公的年金の不足分の問題もどうするといいかもあります。以前のブログで述べたことのような自分で準備できるようなら大丈夫かと思いますが、以前示した方法などを考える必要があるかもしれません。

 とにかく、少子化と経済成長の両立なくして社会的な安心は得られないのは確かだと思います。一方だけでいいというわけにはいかないのは確かです。そういう感覚で進めていくことが重要かと思います。