詳しい人には必要ないと思いますが、前回のブログで十分な方は見なくても結構です。初歩的な人にも多少分かるようにBSとPLも含めて書くことにします。例として以前のブログで取り上げたインテグラルの例を基にやることにします。まずBSは

 

           貸借対照表(BS)

     資産部             負債部

 流動資産 19,229,785     流動負債       7,519,088

   (省略)             (省略)

                 固定負債      8,912,975

                     (省略)

 固定資産 37,066,794     負債の合計     16,432,063 

                     資本部

    (省略)         自己資本      39,864,516

                    (省略)

                 自己資本の合計   39,864,516

                    前年分    19,405,537

 総資産  56,296,580     自己資本と負債の計  56,296,580

 

となり、PLは

 

          損益計算書(PL)

   売上高        14,082,580 前年分:5,435,371

        (省略)

   営業利益       10,994,836

         (省略)

   支払利息         81,369

        (省略)

   税引き後最終利益    7,574,494

 

となっています。細部も書くべきだったかもしれませんが、要点のみにさせて

頂きます。これから収益性を求めると

 ROE=100*税引き後最終利益/自己資本        =+19.00%

 ROA=100*営業利益/総資産             =+19.53%

となり、流動性は

 流動比率=100*流動資産/流動負債          =255.75%

 固定比率=100*固定資産/自己資本          =  92.98%

 固定長期適合比率=100*固定資産/(自己資本+固定負債)=  75.99%

 自己資本比率=100*自己資本/総資産             =  70.81%

 インタレスト・カバレッジ・レシオ=営業利益/支払利息  =135.12倍

となり、成長性は

 売上高前年対比=100*売上高の増加量/前年の売上高  =+159.09%

 自己資本増加率=100*自己資本の増加量/前年の自己資本=+105.43%

となりました。収益性と成長性については説明の必要はないと思いますが、流動性については少し書くことにします。まず流動比率ですが数値から

  流動資産>流動負債

となっていることが分かります。これは流動資産の意味を考えると現金に相当するするものを意味します。負債も似たような借金を意味します。よって家計で考えるとわかるかもしれませんが手元に資金がないとかりにくいことから上の不等式が成り立っている方がいいことが分かります。固定比率と固定長期適合比率は

  固定資産<自己資本(+固定負債)

となり長い間手元にあった方がいいのは自己資本および固定負債(=1年以上返す必要のない借金です)であることになります。よって固定資産より大きいといいことになります。自己資本比率は

  自己資本<総資産

となりこうならないケースが浮かばないかもしれませんが総資産より小さくあるべきでしょう。インタレスト・カバレッジ・レシオは

  営業利益>支払利息

となり営業利益を支払利息で割っていることから収入より支払いが少ない方がいいわけです。すでに何かで取り上げられているかもしれませんがそういうことから企業のお金のやり繰りがうまくいっているかどうかがわかるわけです。