かなり昔の事ですが、ある番組に出ていた専門家がチャートについて月足(長期)はレベル、週足(中期)はトレンド(流れ)、日足(短期)はタイミングと言っておられました。つまり、割と初めての方は日足を見ることが多いかと思いますが、売り買いをするようなとき以外は日足を見る必要はあまりないということです。別に集中して見なくてもいいぐらいの意味です。以前のブログで10年ぐらいまで見ることがあることを書きましたが、長期を確認するためです。ある意味経済情報を得ることをある生活の一部に組み込んで生活に無理のない範囲で得るようにして私としてはできるだけ没頭しないでいるようにしています。そうでないと情報を何らかの形で毎日冷静に考えて整理することが大変だからです。別に私の真似をする必要はありませんが私の場合他にも日常やりたいことがあることを考えるとそのぐらいが無難ということになったわけです。先日ブログで述べたインテグラルの場合も1~2ヶ月後インターネットでいい情報が得られたことも良かったと思っています。その時は直ぐに反発しませんでしたがしばらくしてから反発することになりました。このような情報を得る習慣を身に着けることも重要かと思います。以前も書いたように自分なりにどうすれば長く続けられるかを考えて利益を上げることを焦らず進めることが重要かと思います。特に若い人ならゆっくりと進めることがいいと思います。ある程度年齢のいった方でもなおさら計画性を持って日常生活の収支を考えて進めたほうがいいかと思います。損失を出した時でも耐えられる状態を保てるようにしていくことです。私の場合その辺を意識してやってきました。短期勝負の方には物足りないような気がしますが、新NISA向けにはこのような考え方がいいかもしれません。じれったいけれども私の場合もし高齢になった時同じように短期でやっていけるか疑問に感じたからです。そのような時に備えておくのもいいかもしれません。

 強いて言えば、参考になれば幸いですが、どのような市場の動向を見ているかというと、ある銘柄の変化と例えば日経平均、TOPIX,為替レート、もし中小型株を持っていれば大型株がどう動いているかとか連動するかどうかとか逆に動くとか直ぐに結論を出さずに動向をみることです。ある程度の期間をかけて見れば傾向が分かってくるものです。その上でBSとかPLも見ますがチャートも確認してもいます。もちろん会社がこれからどのような方針を立てているかも重要かと思います。以外に下がっている銘柄でも方針次第でインテグラルのように反転する場合もあるからです。

 これは日常的にはあまり関係ないかもしれません。つまり、バブル崩壊とかリーマンショックのようなことが起こりそうな時に役立つ日頃からやっとくといいかも知れないことです。だからよっぽど根気のある方でないと成功しないかもしれません。私の場合具体的に日記のように長期金利・短期金利・金・コモディティの変化をエクセルに月足で記録しています。なぜいいかというと日々の変化を相関性を持って感じることができるような気がします。実際これは金融機関の方で几帳面にやる人が上手い資産運用をやっているような話を聞いたことがきっかけだったからです。2000年頃から始めてリーマンショックの直前にいろいろな意見が情報機関から出ているとき適切な判断ができたような気がします。つまり、慣れるのにも5年以上かかるかもしれません。当時と現在とは事情が異なるとは思いますが、何らかのいい形を見つけ出すいいかもしれません。このように特殊な状況において役立つやり方ですから何か考えてみるといいかもしれません。

 「相場の格言」というものがありますが、長いことやっている方はご存知かと思いますが落ち着いて対処するときに役立つものです。興味がある方はネットで検索しても見られるのでどんなものか見てみるといいかもしれません。例えば、私が好きなものは「人の行く裏に道あり、花の山」とか「買い二分に売り八分」などがあります。どれが好きかは人それぞれです。それに格言を丸吞みするものでもありませんが、何かした時に(取引をした後)思い出すといいぐらいのものです。意外と長くやるのに役立つものかもしれません。