前回のブログであまり現実的なあり方について述べていなかったような気がします。そこでもう少し何が必要かについて述べることにします。まずどのような状況なら望ましい状況になるかというと一時期話題になったトマ・ピケティ氏の「二十一世紀の資本」にあるデータが載っていて高度成長期数値的にどうゆう状況だったかが示されていてこの本でよくでてくる「r>g」、つまり資本収益は経済全体の成長率より高いということを述べていますが、この時期だけはこれが逆転していて「r<g」になっていたのです。このようなことになれば、まあ考えてみれば当然のことのように思われます。この当然のことを実現することができるかどうかがカギになるわけです。当時戦後でかなりのインフラが破壊され再開発が叫ばれていた状況で成長を促進する要素がたくさんあったということです。今回は何があるでしょうか。日本において現在足りないものを探すことが重要かと思います。デジタル化もそうですし、脱炭素化においても最終的にエネルギーの脱炭素化が一番遅れているようです。途中の脱炭素化は進んでいるようです。解決策についてはいろいろあるとは思いますが、そこを如何に進めるかが重要かと思います。他にもいろいろあるかと思いますが、全体の状況を考えて進めていくことがいいかもしれません。最終的に率先して使えるものを造っていくことが重要かと思います。