まず情報の非対称性について説明すると、経済学で生まれたものである市場において一方の取引主体が他方よりも多くの情報を保持したり、またはより良い情報を持っている取引における意思決定やその不均等な情報構造を表しています。つまり、何らかの対応をする際一方はよく情報を得ているけれど他方はあまり情報を持っていない状態を表しています。例えば、中国やロシアにおいて情報統制をしていて国民があまり海外情報を持っていないのも似たような状況と言えるかもしれません。とはいえ、中国は徐々に現状に合わせるようにしているように思われますが、ロシアは現状ではそれよりも厳しく制御しているような気がします。他にもいろいろな例があるような気がしますがインターネットの普及で国境を越えて情報が伝わる状況になっています。その上で各々自由な得る情報で状況判断をしている感じに思われます。以前は広範囲な情報を得るのが新聞やテレビやラジオのみのような状態だったのであまり多様な情報収集にならなかったように思われますが、現代はそれが崩れているような気がします。それが悪いとは言いませんが逆に重要な時に一致した意見になりにくくなっているような気がします。海外での衝突も似たような過程で生じているような気がします。このような状態をどうするといいかですが、もっと情報を得やすくする工夫が必要かと思います。上記の情報の非対称性が原因であれば、そうするしかないように思われます。国際的な問題についてもし情報の非対称性が少し絡んでいるようなら、今まで国境をきちんと監理していく方がいいように思っていましたがもしかするとEUとまるで同じでなくてもいいと思いますが、情報面だけでも国境の壁をさげていく方がいいような気がします。つまり、いろいろな国内のように国と地方のような関係を国と世界にできるような方がいいかもしれません。人々にとっていろいろな形の国境があるために考え方のズレがハッキリして来て逆に悪循環になっているような気がします。少なくとも情報に関して得やすくしていくことは重要かと思います。そうすれば徐々にだと思いますが地理的にも緩和されていくような気がします。如何に本意を伝えられるかが重要かと思います。世界規模となると時間がかかるかと思いますが、必要かと思います。もちろんここを見れば正しい情報を得ることができるというような仕組みを作っていくことが必要かと思います。あくまでもここでの情報とは投資のような先を予測するような情報は除外しているものです。つまり、例えば物的証拠によって確たる情報になっているようなものについてのもので国内では起こり難いかもしれませんが、国際的には生じやすいものについてです。