前回のブログからもし食料供給が現在の状態が維持出来たとして、貿易等を無視した最低限可能な人口について述べましたが、それを元に仮に人口分布が長方形、つまり、人口が維持できるような状態になった場合(平均寿命がほぼ一定になった仮定しています)、年齢ごとほの人数はほぼ54万人ぐらいになります。子供が何人生まれるか計算してみると(現実に人口維持に必要な合計特殊出生率2.06~2.07を加味したもの)、おおよそ56万人となります。去年の出生数の予想だと80万人を下回ると言われていますが、何とか現実の方が上回る状態のようです。とはいえ、できるだけ早く何らかの手を打たなければもっと修正が必要になることは確かだと思います。この数字はある意味、何らかの手を打つ際の目安になるかもしれません。子供向けだけでなく、子育て世代向け、更に国内及び国内と同じように(可能であれば国内だけの方がいいが)食料供給を安定的に維持するような産業構造をどうするかにかかっているように思われます。予算としてどのくらい考えられるかわかりませんが、少子化対策はある意味、長い目で見れば将来への投資とみることも可能な分野と言えることからいろいろな方法が考えられるかもしれません。可能であればもっと高い人口のほうがいいと思いますが日本の陸上と周辺の海洋でどれだけ供給が可能になるかです。SDGsを考える上でもどの程度が可能になるかかもしれません。そのくらい技術革新が必要になるのは確かだと思います。