ある意味ケインズ経済学が分かっている人にはいう必要がないと思うので読まなくていいと思うので最初にお断りしておきます。まずケインズは3階級:投資家(現代的には企業家)、労働者、金利生活者(現代的には資産運用をする人)と分けています。ここでケインズの経済的な解析方法を考える時何を目標にしているかを考えると安定した経済成長を如何にして達成するかにあります。つまり、上で述べた投資家(企業家)がうまく安定した企業活動をしやすくすることにあるといっていいと思います。そうすると現在の日本の経済状態を考えると投資家(企業家)が安定した企業活動を行えているとは言えない状態のように思われます。現在円安で話題になっていることは確かですが、そうゆう考え方で行っているように思われます。つまり、金利を下げて投資家(企業家)がお金を借りやすくしているわけです。但し、これは国内経済視点に立ったものでもし国際的な経済活動も考慮に入れてとなると日本としてどうするのがいいか問題になるかもしれません。もう海外の経済活動を切り離せないとなるとあくまで可能性ですが安定した為替を提供できるようにすることの方が優先されることかもしれません。その上でケインズの上のような方法をとるべきかもしれません。このことは専門家が議論すべきことかもしれないので今後の議論に期待するものとしておきます。もし日銀に頼らずに何らかの方法をとるとするとある企業はすでに考えているようですが、ある程度為替の影響を受けない国内回帰をするしかないように思われます。