投資を詳しく知っている人は見なくていいですが、一般の人々は分かり難いと思うので細かく説明します。まず賃金の一部を株にするという点ですが、例えば賃金を上げる部分を株で労働者に渡すとします。受け取る現金は以前と変わらないですが、以後配当を出している企業の場合いずれ配当として賃金のような形で労働者は現金を受け取ることになります。この時普通の賃上げならば費用となりますが、配当の場合、企業の儲け(利益)から企業の株主(この場合、株を受け取った労働者)に渡されるわけです。つまり、配当については企業としては費用でなく利益を出していたら利益の一部から払われることになるのです。キャピタルゲインについては、全く独立した形で得られるものなので損益計算書の中には入らず株価の上昇によって得られるものです。このことから費用でなく利益からなると言ったわけです。