隠されているヒント | 洋々の「VOLTAGE SPOT」

隠されているヒント

野球ネタが続きます。



ただ、

昨日からの試合レポートではなくて、

自分の中での「ナゼ?」を

少しでも解けるかもしれないという

ヒントに出会ったので、

それについて

綴っておこうと思います。



「勝つための条件って??」

なんやろ?

ってことです。



今更ながら、

基本中の基本にかえりますが、



野球は9人制のスポーツだということです!



プロの世界でも、

学生野球の世界でも、


そして

草野球の世界でも。




今日のサンスポ朝刊の記事に

目が止まりました。



斎藤佑樹についてです。



彼の投球フォームを見て、

沢山の評論家たちは、

揃って言ってますよね。



「体重移動がしっかりできていない」



「外角低めに投げ切れていない」



「変化球でかわしすぎ」・・・



確かに、

草野球プレイヤーの私から見ても、

そう思うことはあります。



ただ、



なぜ彼が「野球」という

勝負を決めるスポーツで

数々の「勝利」を

勝率よく納めてきているのか・・・



私は、

そこに注目しました。



彼のコメントは、



「野球は採点競技じゃありませんから。」



「いいフォームで外角低めにきっちり投げて、


“いまの投球は 10.0 とか、少し外れたから 9.5 ”


と採点されて、


それで勝負を決めるのなら


そういう練習をします。


でも、野球はそうじゃないですから。」



です。



その斎藤と対戦した他球団の

某ベテラン野手が、

こう評したそうです。



「斎藤は、“9人”で野球が出来る投手だね!」



たとえば、


ピンチの場面での彼の所作や投球を見ると

よくわかるそうです。



投手とは、

自己中の人間が多いものです。



一例で言うと、


3点リードしています。


ノーアウト1・3塁のピンチを背負っていますが

3点リードしています。



そこで、

このベテラン選手はマウンドへ行き、



「1点やっていいからな。


ピッチャーゴロならセカンドゲッツーやぞ!


二塁カバーはオレが入るからな。」



これに投手は

「はい」と答える。




でも、

いざ打球処理の機会が巡ってきたら、

あわてて本塁に投げたり、

セカンドが入るって言ってるのに、

ショートの動きを目で追って

スローイングが遅れたり・・・



周りの助言を聞き流して、

一人相撲をして、

信頼を落とす。


悪循環に陥って、

野手が“打たせろ”と言っても

ファーボールで自滅していく・・・


そして、

味方がエラーしたときに

踏ん張ってやれない・・・

それを何度も繰り返す投手が

どれほど多いことか・・・と。


斎藤佑樹には、

それがないんです。



だから、

味方は得点するし、

ファインプレーが連発される。



こう他球団のベテラン選手が評したんです。



やはり、

冷静にすべきことを理解したうえで

プレーしているからこそ、

流れをつかむことができる。



そうなんやろなぁと思いました。



今日、

ABCテレビでの

「オリックス vs 北海道日本ハム」戦のテレビ中継で、

木佐貫から、

平野に投手交代を告げる時の

岡田監督の雰囲気を見て、

いいオーラを感じませんでした。



解説の岩ちゃん(岩本勉氏)は、

投手心理の解説をしてくれていましたが、

オレはどうしても、

起用法目線でこのシーンを見ました。



交代したことは

悪い作戦やとは思いませんでしたが、

オレが感じたのは「雰囲気」・・・



殺気立ってるというか、

怖いオーラというか。



自分もチーム状態が悪い時、

こんなオーラ出してるんとちゃうかなと

感じることがあるんですが、

客観的に見ると、

あんなに心苦しくなることはないですね。



やらねばせねば!

の心構えで、

自らを追い込みすぎているような気がしてならなくて。



今日の朝刊でも、

オリックス休日返上で練習したって書いてたっけ。



練習が悪いとは勿論思わないし、

悪い時ほど追い込むことも必要。


ただ、追い込みが不必要な場合もある。



この

メリハリが難しいんですよね。



まぁ、

今の流れが悪くても、

必ずよい流れは来るものですが^^;



自分のチームにも

あてはめて考えてみたりするわけですよ。



5連敗中やから、

次の試合は絶対連敗脱出せなアカン!



でも、思いつめ過ぎてもアカンし。


そういう


空気作りがヤクルト小川監督は

うまいんでしょうね!



そんなことを

感じた1日でした。