慎重に備え 果敢に挑め!
ある中間管理職の方のエピソードです。
(読売新聞夕刊の記事より。)
その方が
電鉄会社の信号通信課長になって
2年目の出来事だったそうです。
夜中の1時に、
自宅へ電話が。
「50か所の遮断機が下りたままになっている。。」
すぐに課の社員へ緊急招集をかけ、
すぐさま車で職場へ。
みんなで手分けして、
遮断機を手作業で上げていくことに。
まさかの真夜中の作業・・・
約2時間の間、
踏切が渡れない状態だったため、
業を煮やした車も沢山あり、
踏みつぶされた踏切も数々あった。
駅に怒鳴りこみのクレームも多々あった。
徹夜で後始末を終えて、
翌朝の新聞を読むと、
1面記事となっていた・・・
そして後日、
懲戒処分を受けた。
社会人ともなれば、
ここまでつらいことはなくとも、
誰しも試練や修羅場を経験しているかと思います。
『もし、
自分が、
同じような境遇になったとしたら、
どのような人生を今後送るだろうか・・・』
この通信課長だった方は、
今、24年経って、
その会社の社長になられているのです。
「慎重に備え 果敢に挑め」
この記事に出会い、
目が覚めた思いです。
この踏切の事故はなぜ起こったのか。
原因は、
保守作業で人為的に停電させる際、
コンピューター制御で遮断機が下りないはずなのですが、
そのシステムがダウンしたことでした。
普段、
もし停電すると、
いつ電車が来るかわからないため、
自動で遮断機が下りてしまう、
そういう安全のための仕組みがアダとなり、
深夜の遮断機下り事件が発生したわけです。
踏切を動かす電源装置が老朽化していたが、
入れ替えのための予算がなかなかつかなかったところを、
上司へ進んで話をし、
至急の予算を取られたとか。
「最悪の場合を考えて悲観的に準備し、
事が起きれば楽観的に対処するのが信条になった。」
京阪電気鉄道社長、
上田成之助さんのお言葉でした。
この記事を読んで、
仕事と野球のマネジメントは違いますが、
ものすごく置き換えて考えました。
ここ最近、
マイチームは常に12人前後の人数召集が出来ていますが、
常にギリギリの人数で戦力のバランスも保てるように、
最悪の事態も想定しながら動いていますし。
人数不足の事態に陥ることが、
昨年までは当たり前だったので、
そこからの脱却をするには、
どうすればいいのか・・・
そこは重要なポイントでした。
ただ、
あとは人数が揃ったからといって、
適材適所にポジション配置できるメンバーを召集出来てるか。
そういう事を頭に入れて、
各チームの監督さんもうまくやりくりされているんだろうなぁと。
この段階を乗り越えれば、
また一段と強くなるんだろうなと。
最後に、
もう一度、
上田社長の言葉。
「慎重に備え 果敢に挑め」
上田社長、
ありがとうございます!
さぁ、
いざサンスポ大会!
果敢に突撃だ!!