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如何に生きるか

神経難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)になり、今後如何に生きていくかを考える事が多くなりました。徐々に進行していく病気と共に送る生活の中で、日々感じた事をブログで表現していきます。

ALSという病気になり、苦しい事が山ほどある。自由に歩くことが出来ない、好きに喋る事もままならない。靴を履く事も、着替える事も、用を足す事でさえも難しくなってきている。

おそらく出来ないことは、これからもずっと増え続けていくだろう。

そして近い将来、呼吸をする事さえも出来なくなる。医療技術が進歩し、人生100年だとしたら、あと70年はそんな状態で生きなくてはならない。

今でも週に1〜2回、何も出来ない自分自身が情けなく泣いてしまう。今後もその度に嫌になり、酷く落ち込み、自暴自棄に陥るかもしれない。

そんな時、とある絵本作家のお笑い芸人がYouTubeで卒業を迎える大学生にこんな事を言っていた。

「時計は凄く面白い。時計の短針と長針は1時間に1回重なり合う。1時5分に重なって、2時10分に重なって、3時15分重なって。

長針が短針を追い越したり追いついたりを繰り返し、毎時1回は重なるように出来ている。

でも実は11時台は唯一重ならない。11時台だけは短針が逃げ切って長針と重ならない。そしてやがて12時に重なって鐘が鳴る。

伝えたい事は「鐘が鳴る前は必ず報われない時間がある」という事。

誰でも人生における11時台は必ずある。でも針を進める事を諦めない限り、時計の針は必ず重なり、鐘が鳴る時が来る。だから苦しくても諦めず頑張ろう」

日本でALS患者は約1万人いる。その7割は周りにこれ以上迷惑をかけたくない、と生きる上での尊厳を失い、時計の針を進める事を諦めてしまう。

もし今が人生における11時台だったとしたら、本当に鐘が鳴る日は来るんだろうか?それは誰にもわからない。

ただ僕には応援してくれる人達が沢山いるのは間違いない。

妻の為、親兄弟の為、仲間の為、新しい命の為。なにより自分の為に。

いつか鐘が鳴る日まで僕は針を進め続けるしかないのだ。