旧約聖書 申命記 5章20節
「隣人に関して偽証してはならない。」

神様は、ご自分がどんな方なのかを知らせるため、「神様が人に求めておられること」を告げて下さっています。

「隣人に関して偽証していはならない。」

「偽証」は裁判用語。
ウソの証言。

裁判では、正しい判決のために『事実』が明らかにされることが必須。

ウソや思い込みでの発言はダメ。

『事実』を伝える。

聖書全体を通して知らされていることは、

神様は、
すべてのものを創造された方。
全知全能の方。
無限無条件の愛の方。
正義と愛において決してブレることのない方。
そして、人はこの方の宝物。
この方の不変のメッセージは、
「あなたはわたしの宝。だから、宝物としてあらゆる命(被造物)を愛して生きよ!」

どんな理由があろうとも、「人は神様のかけがえのない宝物」からブレてはいけない。
ここから出発し、ここに帰る。

何か問題があって判断(裁判)が必要な時、「この人は宝物」を軸にして考える。
自分に対しても、他人に対しても同じ。

事実はその人しか知らない…
いや、その人さえ知らない(思いこんでいる)こともたくさん。

だから、先入観やきめつけを離れ、ただ事実だけを証言する。

「あんなことをした~はきっと…」とかいう考えは捨てる。

そうして事実だけを証言していく時、裁かれる人も冷静に問題に向き合うことができるようにされます。

人はみんな神様の宝物。
欠けや問題や弱さを抱えた宝物。

だから、ゆるし合い、励まし合い、愛し合って一緒に生きていきましょう。
神様の愛にいつも満たされながら。