新約聖書 ルカによる福音書 8章40~42節
「イエスが帰って来られると、群衆は喜んで迎えた。人々は皆、イエスを待っていたからである。 そこへ、ヤイロという人が来た。この人は会堂長であった。彼はイエスの足もとにひれ伏して、自分の家に来てくださるようにと願った。十二歳ぐらいの一人娘がいたが、死にかけていたのである。イエスがそこに行かれる途中、群衆が周りに押し寄せて来た」

イエスと弟子たちは、ゲラサで一人の悪霊につかれた男を救った後すぐに舟でカファルナウムの町に戻りました。
大荒れに荒れた行き打ってかわって帰りの海はおだやかです。
ゲラサの出来事など話しながら、ペテロたちは順調に舟を漕いで帰りつきました。

「イエスが戻って来た」というウワサがあっと言う間に広がります。
たくさんの人たちが押し寄せてきました。
神の力と愛がイエスを通して現わされているという話は町中に拡がっていました。

イエスのところにやって来た人たちの中にヤイロという人がいました。
この人は会堂長でした。

「会堂」はユダヤ人の「礼拝」と「教育」のために用いられた生活の中心となる施設でした。
その運営を担当するのはエラい方々です。
そのトップですから、宗教的にも社会的にもみんなを教え、リードする立場の人でした。

「信仰のことで迷いや疑問があれば私に聞きなさい」というような立場の人でした。

何と、その人がイエスのところに来たのです。
実は、彼の12歳の一人娘が病気で死にかけていました。

彼の信じて来た「信仰」ではなにもできませんでした。

彼はイエスに賭けてやってきました。
「イエスなら、娘を助けてもらえるかもしれない」・・・

イエス・キリストは神の愛をあらゆることを用いて伝えるために来られました。
すべてのものに対する神の権威をもってこられました。

あなたに神の愛を伝えるためにそばにおられます。
あらゆることが可能です。
イエスに話しましょう。
あなたのことばに耳を傾け、神の権威を用いようとしておられます。
宝物のあなたのために。