(その1から つづき)

みんなと同じようにしないエレミヤは嫌われていきました。
エレミヤは、神様の愛のメッセージを伝えているはずなのにみんなから嫌われて行く自分が分からなくなって神様に文句を言いました。
その答えが冒頭の聖書の箇所です。

神様は言われました。
「あなたが帰ろうとするなら、わたしのともに帰らせ、わたしの前に立たせよう。もし、あなたが軽率に言葉を吐かず、熟慮して語るなら、わたしはあなたを、わたしの口とする。あなたが彼らの所に帰るのではない。彼らこそあなたのもとに帰るのだ」

心が揺れ動いているエレミヤに神様は言われました。

「わたしのもとに帰れ」

エレミヤはまわりに振り回されて、何が大切なのか見失っていたようです。

神様は続けて言われました。

「軽率に言葉を吐かず、熟慮して語るなら、わたしはあなたを私の口とする」

よく考えて話そうとすると、みんなからテンポは遅れます。
同じように笑い合えず、仲間外れにされ、孤独になることもあるかもしれません。

しかし、「あなたが彼らのところに帰るのではない。彼らこそあなたのもとに帰るのだ」と神様が言っておられるように、神様とつながって生きようとするあなたの方に大切なものがあります。

「弟子たちは近寄ってイエスを起こし、『先生、先生、おぼれそうです』と言った。イエスが起き上がって、風と荒波とをお叱りになると、静まって凪(なぎ)になった」(ルカによる福音書8章24節)。

神様の宝物の私たちを溺れさせようとしている混乱は、イエス・キリストによって叱られ、静めめられます。
神様に聞きながら一歩ずつが一番です。