新約聖書 コリントの信徒への手紙2 11章29~30節
「だれかが弱っているなら、わたしは弱らないでいられるでしょうか。だれかがつまずくなら、わたしが心を燃やさないでいられるでしょうか。誇る必要があるなら、わたしの弱さにかかわる事柄を誇りましょう」

あなたの自慢できるものは何ですか?

教育、財産、知恵、知識、力、仲間…

使徒パウロには自慢できるものがたくさんありました。
でも、イエス・キリストのメッセージにとらえられてから、それらはほとんど意味がなくなりました。
イエス・キリストを信じたたくさんの仲間たちが色んな事を誇っていた時、パウロは言いました。

「わたしの弱さにかかわる事柄を誇りましょう」

神様の愛を知らずにジタバタの苦しんで生きている人たちの悩みや苦しみにパウロの心もうずきます。
自分の力でどうなるものでもありません。
しかし、「あなたは神様の宝物」という神様のメッセージを伝えて一緒に祈ることができます。
宝物として愛して下さっている神様の手にその人をゆだねることができます。

知っている人であろうとなかろうと、すべての人が神様のたからもの。

だれかが弱っていたらパウロも弱ったのです。
だれかが泣いていたり苦しんだりしていたら、それはパウロの痛みでした。

それがパウロにとっての誇りでした。

神様の愛と力を一緒に祈り求め、一緒に体験できたからです。