旧約聖書 エレミヤ書 8章13節
「わたしは彼らを集めようとしたがと、主は言われる。ぶどうの木にぶどうはなく、いちじくの木にいちじくはない。葉はしおれ、わたしが与えたものは彼らから失われていた」

人は神様の宝物です。
存在しているだけで価値があります。

ぶどうにはぶどうの、いちじくにはいちじくの価値があります。

預言者エレミヤを通して神様はイスラエルの民に言われました。

「わたしはあなたの実を集めようとしたが、実はなかった…」

すべての人は限りある存在です。
どれだけすぐれていても、ピークを過ぎればどんな能力も外見も衰えていきます。
そして、最大限100年程度生きてみんな命を終えていきます。

人はピークの時期が一番良いと思ってしまいます。
すると、ピークを過ぎれば価値はどんどんなくなることになります。

しかし、神様は、産まれてから死ぬまでいつも輝く宝物として人を創造されました。
神様から自分がどんな存在か教えてもらっていれば、自分らしく輝いて生き続けられます。
たとえ問題が起こったり、病気になったりしても。

神様がイスラエルの民を見られた時、みんな輝きを失っていました。
それぞれに与えられた命の実を結んでいませんでした。

ぶどうがりんごになろうとしたり、いちじくがパンになろうとして何の実も結べないものになっていました。

家族や友だち、仲間、学校や職場の人…
限界だらけの弱いまわりの人間の言葉に振り回されないで。

あなたは神様の宝物です。
世界に一つだけのとびっきりの宝物です。

だれが何と言おうと、神様が特別に準備された実を結ぶことのできる宝物です。

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。 わたしはあなたを愛している」(イザヤ書43章4節)