(その1から つづき)

イエス・キリストはこの驚くような行動を否定されませんでした。
病人を何とか助けてほしいという彼らの願い…
「イエス様ならきっと癒してくれる」という彼らの思いにイエスはこたえられました。

「イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、『子よ、あなたの罪は赦される』と言われた」(5節)

病人と彼を運んできた人たちはどう思ったでしょう?

聖書にはまわりにいた宗教的リーダーたちの反応は書かれていますが、彼らのことについては書いていません。

私なら、「罪がゆるされる? 病気を治してくれよ…」と思ったでしょう。
彼らだって同じように考えたのではないかと思います。

この後病人は癒されるのですが、病気のいやしは最初に行われたことではありません。

「神様との関係回復」が一番大切なことです。

「罪」は、「まとはずれ」という意味です。
命の責任者である神様を離れて自己チュウに生き、不安と恐れの連続の人生をジタバタ生きている状態のことです。
自分やまわりの人を傷つけながら…

病気になろうが困難にぶつかろうが、自分の命の責任者がみんなよく知った上で一歩一歩導いてくれているとわかれば安心して生きていけます。

イエス・キリストは人間と神様の関係回復のためにこられました。

だから、癒しを求めてやってきた病人に、そして彼の仲間に、さらにはその場にいあわせた人たちにまず言われたのです。

「あなたの罪はゆるされる」

「神様は、あなたとの関係回復をされる。あなたは神の宝物として生きられるようになる」

この約束は確かなものです。
この後病人は奇跡的な癒しを体験しました。
イエス・キリストは真実な方です。

あなたが望まれれば、今この時から新たに神様と一緒に安心して生きる道が開きます。
イエス・キリストは奇跡も起こされるでしょう。
すべてのものにあなたが神の宝物であることを宣言するために。