新約聖書 マタイによる福音書 1章11節
「ヨシヤは、バビロンへ移住させられたころ、エコンヤとその兄弟たちをもうけた」
新約聖書を開くと、一番最初に『マタイによる福音書』という文書が置かれています。
そして、その一番最初の部分にイエス・キリストの母マリアの夫ヨセフの系図が書かれています。
片仮名の名前ばかりが並んでいるので読み飛ばしたくなる箇所です。
実際、初めて聖書を読む人にとってはただの片仮名の名前の羅列でしかないでしょう。
しかし、この一つ一つの名前の持ち主は、確かにそれぞれの時代に生きていた人たちです。
旧約聖書を読むと彼らがどんな風に生きていたのかある程度分かります。
人から尊敬されるような人生を生きた人も中にはいますが、とんでもない生き方をした人たちもいます。
というより、尊敬されるようなことをした人でも人生全体を見れば愚かなこともしていますので、みんな自分の置かれた環境でジタバタ生きていたというのが事実です。
冒頭の聖書の言葉によれば、ヨシヤさんという人に息子のエコンヤが生まれました。
その生まれたのは、国が大国バビロンに戦争で負けて無理やりバビロンに移住させられた頃です。
まわりのたくさんの知っている人たちが殺され、自分の持ち物が奪われ、無理やり捕虜として1000キロ以上も離れた知らない土地に連れて行かれた頃、ヨシヤさんに子供ができました。
エコンヤです
エコンヤは捕囚の民としてバビロンで育ちました。
ペルシャがバビロンを倒した時、イスラエルの民は解放されて故郷に帰りますが、それはエコンヤの子供たちの世代のことです。
(その2に つづく)
「ヨシヤは、バビロンへ移住させられたころ、エコンヤとその兄弟たちをもうけた」
新約聖書を開くと、一番最初に『マタイによる福音書』という文書が置かれています。
そして、その一番最初の部分にイエス・キリストの母マリアの夫ヨセフの系図が書かれています。
片仮名の名前ばかりが並んでいるので読み飛ばしたくなる箇所です。
実際、初めて聖書を読む人にとってはただの片仮名の名前の羅列でしかないでしょう。
しかし、この一つ一つの名前の持ち主は、確かにそれぞれの時代に生きていた人たちです。
旧約聖書を読むと彼らがどんな風に生きていたのかある程度分かります。
人から尊敬されるような人生を生きた人も中にはいますが、とんでもない生き方をした人たちもいます。
というより、尊敬されるようなことをした人でも人生全体を見れば愚かなこともしていますので、みんな自分の置かれた環境でジタバタ生きていたというのが事実です。
冒頭の聖書の言葉によれば、ヨシヤさんという人に息子のエコンヤが生まれました。
その生まれたのは、国が大国バビロンに戦争で負けて無理やりバビロンに移住させられた頃です。
まわりのたくさんの知っている人たちが殺され、自分の持ち物が奪われ、無理やり捕虜として1000キロ以上も離れた知らない土地に連れて行かれた頃、ヨシヤさんに子供ができました。
エコンヤです
エコンヤは捕囚の民としてバビロンで育ちました。
ペルシャがバビロンを倒した時、イスラエルの民は解放されて故郷に帰りますが、それはエコンヤの子供たちの世代のことです。
(その2に つづく)