新約聖書 ヨハネによる福音書 18章19~21節
「大祭司はイエスに弟子のことや教えについて尋ねた。イエスは答えられた。『わたしは、世に向かって公然と話した。わたしはいつも、ユダヤ人が皆集まる会堂や神殿の境内で教えた。ひそかに話したことは何もない。なぜ、わたしを尋問するのか。わたしが何を話したかは、それを聞いた人々に尋ねるがよい、。その人々がわたしの話したことを知っている』」

神の愛を命がけで伝えてくれたイエス。

能力があろうがなかろうが、知識があろうがなかろうが、お金があろうがなかろうが、だれ一人ひとり差別することなく、一つひとつの命を神の宝物として大切にされたイエス。

「イエスこそ神様が特別に送られた方(キリスト)」と信じた人々がイエスについていきました。
愛のことばと行動を体験しました。

そして、自分の見聞きしたことをまわりの人に語り伝え、ある者たちはそれを聞き集めて書物を書きました。

やがてたくさんの文書の中から選び出されたものが一冊に編纂されました。
『新約聖書』です。

イエスのメッセージに秘密はありません。

人間の理解力には限界がありますし、イエスのメッセージを伝えた人たちもメッセージの一部を見聞きしていたにすぎません。

イエスは何一つ書いたものを残していません。
間違いや思い込みをする人間に自分の大切なメッセージをたくされました。

人の内側にある神様の命に信頼しておられたからです。
神の愛がすべてです。

愛以外のものが与える平和は、限られた範囲でしか有効ではありません。
どこかに敵がいます。
その敵がやっつけられなければ、平和は訪れません。
そして、そんな形で手に入れた平和は、すぐにそれをまたおびやかすものが出てきます。
またやっつけなくてはなりません。

しかし、愛が与える平和は無限です。
敵をも神様の宝物として大切にし始めます。

「愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します」(ヨハネの手紙一 4章18節)

インターネットでも聖書は読めます。
神様の霊があなたを導いてくれます。
神の愛はあなたの内側を満たして来るでしょう。
そして、それは必ずあふれ出します。

いつのまにか宝物として生きられる喜びがジワジワと湧きあがってくるようになります。
その喜びをあなたから奪うことは誰にもできません。

あなたは神様の大切な宝物なのですから。