旧約聖書 イザヤ書 30章18節
「それゆえ、主は恵みを与えようとしてあなたたちを待ち、
 それゆえ、主は憐れみをあたえようとして立ち上がられる。
 まことに、主は正義の神。なんと幸いなことか、すべて主を待ち望む人は」

神様が愛を与えようと待ち構えておられる人々は、神様にそこまでしてもらうために何をしたのでしょう?

理由が書かれています。
「お前たちは言った。『そうしてはいられない、馬に乗って逃げよう』と。…『速い馬に乗ろう』と」(16節)

人々は逃げようとしました。
一体何から逃げようとしたのか?

「神様のメッセージ」からでした。

自分の国、民、自分の身に危険が迫った時、イスラエルの民は強そうな国(エジプト)に助けを求めようとしたのです。
もともと、この危機は人々が創造主を離れて自分勝手に生きていたことから起こったものでした。
その時、神は言われたのです。

「お前たちは、立ち帰って静かにしているならば救われる。安らかにしていることにこそ力がある」(15節)

「ジタバタせず、あなたの命を創造し、愛し、一緒に生きて下さっている神に信頼して静まっていよ」というメッセージです。

しかし、迫っている危機に動揺している人々は神のメッセージを聞きませんでした。

(その2に つづく)