(その1から つづき)

イエス・キリストと一緒に十字架にはりつけにされたのは極悪人たちです。
十字架刑は最悪の死刑の方法でした。

「悪人は地獄に行けばいい」
「悪人は地獄に行く」
という考え方によれば、彼らが死後に行く場所は地獄です。

ところが、その極悪人の一人がイエスに言いました。

「イエスよ、あなたの御国においでになる時には、わたしを思い出してください」(42節)

どうせ自分なんか最悪のところにしか行けないんだろうけれど、こんなヤツもジタバタ一生懸命生きてたことを思い出してください…

彼の最後の願いでした。

イエスは苦しい息をしながら答えました。

「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」(43節)


愛を届けるためにイエス・キリストを送られた神様は一人ひとりの人間をよく知っておられます。
どのように生まれ、育ち、どんな風に生きてきたのかよくご存知です。
どうして悲しい行動しかとれなくなったのかよく知っておられます。
どうして絶望的な生き方しかできなかったのかよく知っておられます。
自分のしてきたことの結果、悲しい命の終わり方をしなくてはならなかったことも。

その命を神様は愛の中に抱きとめ、すべてをいやし、新しくされます。

「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と約束して下さったイエス・キリスト… 
あなたを命がけで愛して下さっている方に迎えられる。
それがキリスト教の死後の世界であると娘に話しました。
すると一言…

「やっぱりキリスト教で良かった」

神様の宝物のあなたに神様の約束を贈ります。
冒頭の聖書の箇所の続きです。

「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。すると、玉座に座っておられる方が、『見よ、わたしは万物を新しくする』と言い、また、『書き記せ。これらの言葉は信頼でき、また真実である』と言われた。また、わたしに言われた。『事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。渇いている者には、命の水の泉から価なしに飲ませよう』」(3~6節)