新約聖書 エフェソの信徒への手紙 5章15節
「愚かな者としてではなく、賢い者として、細かく気を配って歩みなさい」

「愚かなもの」と「賢い者」の違いは何でしょう。

「愚かな者」は、自分で何でもしなくてはどうにもならないと思って色んな事を心配します。
色んな事が気になって、それが解決しないと心が落ち着きません。

「賢い者」は、自分が完全ではなく、間違いや失敗をする者であること、自分の力や能力に限界があることを自覚しています。
そして、命を創造し、愛して一緒に生きて下さっている神様に信頼します。

まわりのことに注意し、自分ができることがあればそれをします。
ただし、全部ではありません。
神様はみんなが一緒に支え合い、助け合って生きられるように人間を創造されました。
まわりの人ができることがあればゆずります。
自分が目立つ必要はありません。
一緒に助け合いながら生きていきます。

「愚かな者」は、自分ですべてをしようとします。
うまくいくかどうかは自分の能力にかかっていますので、心配の種がつきません。

「賢い者」は、みんなと一緒に生きていきます。
色んな事に心を配って、神様に相談しながら自分にできることは喜んでし、後は神様とまわりの人にまかせます。

あなたは神様の宝物です。
あなたのまわりの人も神様の宝物です。
一緒に生き生きと生きられるように神様はそれぞれの人にできることを与えてくれています。

自分のできることを感謝して。
あとは、まかせて感謝して。

愛し合い、支え合って生きられます。