(その1から つづき)

この弟は、勝手に家を飛び出したし、好き放題して迷惑をかけたし、ひょとしたら受け入れてもらえないかもしれないと恐れながら家に帰ったのでしょう。

何が待っていたのか。

「そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った。ところが、まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した」(20節)

父親は何も責めませんでした。
この父親は出て行った息子について一つの思いだけをいつも抱えながらじっと息子の帰りをまちわびていました。
父親が言っています。
「いなくなっていたのに見つかった」(24節)

あなたの心が離れていったら、神様はとても苦しまれます。
あなたを愛し、毎日心を通わせながら一緒に生きることを望んでおられます。

あなたがどれだけ離れようと、そこから神様の所に戻りたいと思ったら、そこにはあなたの帰りを首を長くして待ちわびていた神がおられます

あなたはいなくなってはいけない大切な宝物なのです。

あなたも、あなたのまわりのみんなも。