旧約聖書 ヨナ書 2章8節
「息絶えようとするとき、私は主の御名を唱えた。私の祈りがあなたに届き、聖なる神殿に達した」

ヨナは、神様から大切な役目をまかされます。
しかし彼はその仕事がいやでした。
自分が嫌いな人たちに神様のメッセージを届けることが役目だったからです。
ヨナは反対の方向に船に乗って旅に出ました。
ところが船が嵐にあって沈みそうになります。
自分のせいだとわかっていたヨナは、自分からみんなに頼んで嵐の海に投げ込まれました。

ヨナは、荒れ狂う海で沈みそうになりながら神様に祈りました。
神様はその祈りを待っておられました。
ヨナは大きな魚に助けられます。

その時ヨナは言いました。
「わたしは感謝の声をあげ、いけにえをささげて、誓ったことを果たそう。救いは、主にこそある」(10節)

ヨナは、神様に逆らって生きる自分が決して見放されず、いつも見守られ、助けられていたことを知りました。
そして、今逆らっていてもやっぱり神様の宝物である人たちに神様のメッセージを伝える役目を引き受けます。

人が自分やまわりの人を大切にできないでいるのは、大切にされた体験が足らないからです。
人はみんな神様の宝物です。

愛されるために生きています。
あなたは愛されるために生きています。
あなたのそばにいる人は愛されるために生きています。

神様に叫び祈ってOKです。
必ずこたえてくれます。
自分が宝物だと教えてもらって出発です。