旧約聖書 士師記 6章12節
「ギデオンは彼に言った。『わたしの主よ、お願いします。主なる神がわたしたちと共においでになるのでしたら、なぜこのようなことがわたしたちにふりかかったのですか』」

ギデオンの時代、イスラエルの民はミディアン人たちからいつも攻められていました。
イスラエルの民が神と一緒に生きることをやめ、自己チュウな考えに従って生きていたからです。
ミディアン人たちに家畜や作物を略奪されていました。

ギデオンは、作物が奪われたないように大きな酒ぶねの中に隠れて小麦を打っていました。
そんな時、神様の使いが彼の前に現われて言ったのです。

「主はあなたと共におられます」(12節)

その時にギデオンが言ったのが冒頭の聖書の言葉です。

「神様が一緒にいてくれるなら、どうしてこんなことになっているのですか?」

酒ぶねの中で隠れながら小麦を打っている時、ギデオンはみじめな自分たち現状を嘆きながら何度も何度も同じ心の叫びをあげていたのでしょう。

「神よ、あなたがおられるなら、どうしてこんなことになっているのですか?」と。

自分の置かれている状況で一生懸命生きながら、神に向かって訴え続けていたのです。
そして、そんな彼のところに神様の使いが送られました。

絶望的な状況にあっても自暴自棄にならず、一生懸命に生きながら、すべての命を創造された神に訴え続ける。

あなたの心のうめきや叫びに神は必ず応えて下さいます。
ただ主に訴え祈るあなたに応えて下さいます。
そして、あなたは神のメッセージを分かち合う人とされていきます。

神はすべての人を愛し、必ず万事を益とされます。
神は、宝物としてすべての人を愛しておられます。
あなたは神の証人とされていきます。