新約聖書 ローマの信徒への手紙 16章13節
「主に結ばれている選ばれた者ルフォス、およびその母によろしく。彼女はわたしにとっても母なのです」

まだ会ったことのないローマにいるクリスチャン達に使徒パウロが呼びかけています。
「~によろしく」

「よろしく」と訳されているギリシア語のもともとの意味は、「あいさつする、歓迎する」です。
パウロは、「私の大切なルフォスとその母親を歓迎して下さい」と言っているわけです。
16章全体にわたって歓迎してほしい人たちの名前を次々に挙げています。

パウロは、イエス・キリストのうれしいメッセージを伝えながらたくさんの人々と親しくなっていきました。

私は、大学生の時にアメリカで3ヶ月間ホームステイをしました。
アメリカ人の英語の先生が、彼女の大学時代の友人を紹介してくれました。
ミシシッピーに住んでいる方でした。
彼女も彼女の家族(夫と二人の小学生の娘達)も1通の手紙だけで見ず知らずの私を受け入れてくれました。
1ヵ月半の間、家族のように受け入れてくれました。
仲の良くない両親と一つ下の弟との4人家族で育った私が経験したことのないつながりを感じさせてくれました。
この家族の一員になりたくてクリスチャンになりました。

帰国する時に言われた「I miss you いなくなるとさびしい」という言葉が心にしみました。

何かができるとかできないとか関係なく、「あなたがいなくなるとさびしい」と言ってくれる人がいる…
「この人たちとつながっていたい」と心から思いました。

(その2に つづく)