(その1から つづき)

「新婦入場」…
父親にエスコートされながら新婦が入場してきます。

私は、父親と一緒に入場してくる新婦、新婦を迎える新郎、そして二人で壇を登って来る新郎新婦を見ながら、そして同時に最前列の新婦の母親に抱かれて泣き続ける幼児の声を聞きながら「神様どうしましょうか?」と祈っていました。

私は自分の経験を思いだしていました。
自分が親で、自分の子供が大切な時に泣いていたらどうしていただろう?

「うるさい! 静かに」と言ったり、無理に静かになるようにしていたことでしょう。

幼児は不安なのです。
不安を取り除いてほしいのです。
でも、私は自分が満足すること(エゴ、体裁、プライド)を優先して、不安な子供を無理やり静かにさせたりしてきました…

新郎新婦が壇を登ったところで、新婦は母親から幼児を受け取って抱きました。
そして3人一緒に結婚式です。
私は本日のブログの冒頭のイエス・キリストの言葉を紹介し、「~ちゃんが安心できる結婚式をしましょう」と言って式を進めました。
聖書の言葉を読んだ後のメッセージで、私が自分の子供を後回しにしながら牧師として生きてきたこと、数年前に自分の愚かさを神から教えられ、家族にチャンスをもらって今やり直していることを伝えました。
そして、新婦に抱かれて安心している幼児がいつも大切にされるすばらしい家庭にされていくように心から祈りました。

「神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取って下さる」(ヨハネの黙示録21章3~4節)

あなたの不安をぬぐい取ることが神の一番の願いです。
あなたは神の宝物ですから。