旧約聖書 申命記 4章29節
「しかしあなたたちは、その所からあなたの神、主をたずね求めねばならない。心をつくし、魂をつくして求めるならば、あなたは神に出会うであろう」

「その所」というのは、「連れて行かれた場所」のことです。
神は預言者モーセを通して人々にメッセージを送られました。

「あなたたちを私の宝物として持ち運ぶ。だから私を離れないでいなさい。離れて自分勝手に生きれば苦しい状況にはまり込む」

人々は苦しい時の神頼みはできても、いつも神様と一緒にいきることをなかなかできません。
イスラエルの民もいつしか自分勝手に生きるようになり、他の国の捕虜になるようなことも起こりました。
「連れて行かれた場所」です。

あなたは、今どんな状態にいますか?
親子や夫婦、兄弟、友達との人間関係、仕事、お金・・・
問題がありますか?
色んな理由でその状態になったのでしょう。

理由はともかく、神は今その状態を用いてあなたに愛を伝えられます。

大和カルバリ―教会の大川従道牧師がよく言われます。
「祈りに導かれることはすべて良し」

祈る時、人は自分の力の限界を認めています。
今日元気でいられるかどうかもわからないちっぽけな人間なのですが、神様はとことん愛して下さっています。
一緒に生きて下さっています。
「祈り」はこの方と一緒に生きるためには欠かせません。

アーサー・ホーランドという自称不良牧師の伝道者がいます。
ある時質問を受けました。
「あなたは一日にどのくらい祈りますか?」

「さあ、~時間かな」と答えたそうですが、心では、「何言ってるんだ。俺にとって祈りは呼吸のようなもんだ。やめたら死ぬやないか」と思ったそうです。

どんな時、どんな状態でも神様に祈れます。
呼吸のように…
あなたが祈りの息を吐くと、神の答えが新しい空気として吸い込まれてきます。
そして、神の愛と力があなたを導いてくれます。
あなたは神の宝物です。