(その1から つづき)
パウロ自身の言葉を引用します。
「つまり、わたしが監禁されているのはキリストのためであると、兵営全体、その他のすべての人々に知れ渡り、主に結ばれた兄弟たちの中で多くの者が、わたしの捕らわれているのを見て確信を得、恐れることなくますます勇敢に、御言葉を語るようになったのです」(13~14節)
留置場で、パウロの行動は変わりません。
自分に命を与え、生かして下さっている神様をほめたたえる讃美や祈りをささげました。
留置されている囚人たちに、「あなたは神様のたからもの」というメッセージを伝え、求められれば彼らのために祈ったことでしょう。
たまにはグチも出たかもしれませんが、すぐに方向転換して「感謝」に帰りました。
すると、留置場に信仰の喜びがひろがってゆきました。
それを体験したパウロはますます励まされてこの手紙を書きました。
「あなたは神様のたからもの」というメッセージを体験するのに特別な場所は必要ありません。
あなたは今、どこでどうしていますか?
孤独、病気、けが、悩み、不安、恐れ、自己嫌悪・・・ の中におられるかもしれません。
実は、そこは、神様の愛と力を体験するのにベストの場所です。
祈ってみてください。
「神様、私は無力です。どうしていいのかもわかりません。助けて下さい。イエス・キリストは、私を宝物だと命懸けで教えて下さったようです。私がどれだけ愛されているか、分かるようにしてください。ありがとうございます」
主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
主がみ顔を向けてあなたを照らし、あなたに恵みを与えられるように。
主がみ顔をあなたに向けて、あなたに平安をたまわるように。
(旧約聖書 民数記6章24~26節)