(今朝のメッセージに加えて)
ある教会の牧師をしている時、こんなこともありました。
一人の青年の話です。
彼は何度も少年刑務所に出入りしていましたが、ある夜、いざこざを起こして逃げる直前、一つのことをしてみます。
刑務所で聞いたことのある神様がいるのかどうか確かめてみることにしました。
逃がしてくれる仲間に言いました。
「逃げる前にこれから通りで見かけていた教会に行ってみる。ブザーを押したときすぐに誰かが出てきて迎えてくれたら神様を信じて生きる。出てこなければそのまま出て行く」。
そして教会に行って人気のない玄関に立ってブザーを押しました。
教会堂の中に招くと彼と仲間は入ってきました。
彼は、生い立ちと巻き込まれた事件、そしてこれから高飛びをすること、教会に来た理由を話しました。
一緒に祈り、これから向かおうとする地にある教会を紹介すると、「必ず行く」と行って旅立って行きました。
ほんのわずかな出会いでした。
しかし、神様が彼に個人的に応えられる一瞬を私は目撃することができました。
彼も神様の宝物でした。
傷だらけでしたが、確かに宝物です。
宝物だと言って下さっている方と一緒に今どこかにいます。
どんな時でも神様はあなたのそばにおられます。
あなたに愛を伝えようとしておられます。