旧約聖書 詩編62編1節
「わたしの魂は沈黙して、ただ主に向かう・・・」
ダビデという人は戦争の時代を生きました。
命を創造して導いておられる神様に聞きながら生きた人です。
しかし、困難なことがあとからあとから起こりました。
大きな罪を犯したこともあり、どう生きていったら良いのかわからなくなる時もしばしばありました。
そんな時、信仰を言葉にしました。
「わたしの魂は沈黙して、ただ主に向かう」
祈り始めはするのですが、現在の苦しい状況を考えると信仰がゆれます。
そして、彼の祈りのことばは変化します。
「わたしの魂よ、沈黙して、ただ神に向かえ。
神にのみ、わたしは希望をおいている。
神はわたしの岩、わたしの救い、砦の塔。
わたしは動揺しない」 (5節)
自分に向かって語ります。
「沈黙せよ」
そして、「沈黙」から新しい一歩を踏み出しました。
「沈黙」から進みだして行ったのです。