新約聖書 ルカによる福音書8章39節

「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい」


イエスキリストがゲラサという町に行かれた時、

「長い間、衣服を身に着けず、家に住まないで墓場を住まいとしていた男」(27節)が出てきました。


イエス様は彼を苦しめていたモノを追い出されました。

この人が「ついて行きたい」と言ったのも当然でしょう。


長い間裸で墓場に住んでいたこと・・・

町中の人が知っていたことでしょう。

自分の恥ずかしい過去を知っている人のいる場所から離れたい・・・


でも、イエス様は、

「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい」と言われました。

そして、この人はその通り「町中に言い広めた」と書かれています。


恥ずかしいこと、つらいこと、なさけないこと、忘れたいこと・・・

神様はよくご存知でそのまま受け入れて下さっています。

その上で、愛されて喜んで生きられるように導いて下さいます。


ひとの評価は関係ありません。


今の自分から新しく出発です。

神様に誠実に生きることだけが大切なことです。


「お前は私の宝物」と言い続けて下さるのですから。