新約聖書 フィリピの信徒への手紙 3章10~11節
「わたしは、キリストとその復活の力とを知り、
その苦しみにあずかって、その死の姿にあやかりながら、
何とかして死者の中からの復活に達したいのです」
これを書いたパウロも誰かに育てられて成長しました。
そして、ルールに厳しく生きるようになったわけです。
「正しい」と教えられたルール・・・
教えた人が間違っているかもしれないのですが・・・
でも、教えた人が自分の親だったり尊敬する人だったりすると、
そんな風に考えることはほとんどできません。
イエスキリストのメッセージはパウロが信じてきたものをひっくり返してしまいました。
イエス様は、徹底的に人を愛されました。
間違いや失敗を繰り返す人間をしっかりと受け止めて下さいました。
「・・・するお前はダメ」 ではなく、
「・・・しても、お前は私の宝物」 という神様のメッセージを伝え続けてくれました。
私自身、ほとんど自分のままでいることを認められた記憶がありません。
間違いと混乱とワガママだらけの親なのに、
叱られたら自分が悪いのだとしか思いませんでした。
そんな風に育っていく内に、クセが止まらなくなり、
自分で自分をおさえられないようになっていきました。