聖書 新約聖書 コリントの信徒への手紙二 12章9節

「すると主は、

 『わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ』

 と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう」。


自分は強く見えること、実際に強いこと、まわりから恐れられるくらいが大切だと思っていました。

もともと内弁慶なのに、強くなろうとすると、それなりに努力がいります。

体を鍛え、外見を恐く見せ・・・


妻や子供たちも自分の気分しだいで振り回していました。

虐待をしてきました。殴るける・・・

後で謝っていたので、ここまでやれる自分がエライ! くらいのつもりでいました。


ところがところが、実際は相手につけた傷は深く残り、気づいた時には孤立していました。

ただ表面的に気を使ってもらって・・・ 裸の王様状態でした。


そして初めて、自分の考えは根っこのところで間違っていたんじゃないか・・・

と思いました。

教会の牧師という仕事をして15年もたっていた頃の話です。


本当の自分のままでいいのかもしれない・・・

あまりにも当たり前・・・

毎週礼拝で語ってきたメッセージがやっと自分の心に届いてきました。

弱さや欠けをそのまま受け止めてもらえるという喜び。


イエスキリストを通して示された神様のメッセージはそれにつきます。

感謝、感謝。