静岡県高校生エコラン大会の軌跡 | 鉄腕アルバイター・よしむらしょう

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原動機研究部ネタ第3弾。

最終回の今夜は、静岡県エコラン大会の歴史を振り返ってみたいと思います!

と言っても、マイナーな競技なので、資料は殆どありませんが、、、。

5年くらい前に、自分が現役だった頃の資料を処分してしまいました。一生後悔orz





さて、工業高校なら自動車部があることは多いのに、エコラン(省燃費競技)という競技の知名度が極端に低い、、、。

なぜなら、「高校生エコラン大会」を県下で開催するのは、全国的にも静岡県だけのようなんです。

他県から、静岡県高校生エコラン大会への参加希望があるようなのですが、残念ながら静岡県工業高等学校長協会に加盟する学校のみが参加できる大会です。

この辺り、JAF公認モータースポーツ競技会では、ルールに「当日のみ限定会員とする」という条文が記述されるケースが多いです。




写真は、社会人エコランチームの車両。

通常のエコラン大会は、高校生だけでなく大学生・社会人もごちゃ混ぜで出走します。クラスは別れてたりしますが。

その中で静岡は、高校生だけの大会を開催する、まさに工業高校の甲子園なんです!

流石、二輪メーカー大手3社のある県、技術者の育成に注力しています(^o^)


ここ最近は、自動車学校で開催されていますが、過去の会場となった場所には
・富士川滑空場
・レインボー浜名湖(ホンダ)
・ヤマハ発動機袋井テストコース

など、自動車メーカーの施設を使用していた時期もありました。





さて、手元には2006年の新聞が残っていました。

第14回県高校生エコラン大会、同年11月4日に富士川滑空場での開催。

記事によると、「電気自動車部門は浜松工が3年連続3回目の栄冠に輝くなど3位までを独占した。ガソリン部門は島田工が2年連続3回目の優勝。2位も同校で3位は吉原工だった。」(2006年11月5日静岡新聞19面より)




その当時、連勝中の浜松工業が無敵で、スズキ城下の名門というイメージでした。

近年では成績が振るわない浜松工業とは対照的に、島田工業は現在も連勝中!

ガソリン部門の吉原工業は、万年2位のポジションを脱却したいところでしょう。

当時、大会の上位記録が900km/L前後でしたが、現在では1700km/Lに届きそうなレベルとなっており、出走台数の減少するガソリン自動車部門も技術の進化は続いています。


去年から新設された燃料電池部門も、出走台数が6台揃ってきました。


夏には沼津の自動車学校で講習会も開催され、今後の盛り上がりが期待できそうです^_^




平成5年から始まった静岡県高校生エコラン大会は、来年で28回目を迎えます。

その歴史は古く、現在のSUPER GTの前身である全日本GT選手権(JGTC)が始まった平成6年よりも前から開催されています。



高校生が参加できる競技、なにもエコランが全てではありません。子供の頃からモトクロスを走ったり、工業高校でソーラーカーレースに出ているところもあります。

ただ、エコランはその中でも最も低予算で、経済的格差が少なく、高校生たちがいかに知恵を絞っているかを見ることができるという意味では、これ以上無いくらい面白いモータースポーツなのです(^-^)/



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